乗り継ぎで大わらわ!? ガイドが経験した仰天フライト
ジェットスター航空
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関空で発券されたのは、JQ18便:関空→ブリスベン間のみ。ブリスベン→シドニー間は、別の便名JQ6521となっていました。関空での発券時に「ブリスベンで荷物を受け取って、シドニーまでのチケットを発券してもらってください」という説明がありましたが、詳細を聞いてもよくわからないとのこと。
搭乗口まで行き、今度は地上スタッフに聞いてみると「ブリスベンで乗り継ぎの場合は、ブリスベンで荷物を受け取る必要はない」と、先ほどとは違った返答が…。しかし発券時に、ブリスベンで荷物をピックアップするように言われたと話すと、再び「じゃあ、そうなのかもしれません。ここではよくわからない」との答えが返ってきました。
一体どちらが本当なのか?さっぱりわかりません。仕方なく、そのまま機上の人となり、到着したブリスベン空港で再び聞いてみると…
「そんな便はないはず。大阪からシドニーへ乗り継ぐ場合、荷物はそのままシドニーまで行くので、ここ(ブリスベン)で受け取る必要はありません。左手の待機ロビーでお待ちください」
しかし、関空でそのように説明を受けたと食い下がると、英語オンリーのスタッフが出てきて「これは、ここで国内線に乗り継ぐようになっているから、一旦出て、荷物を受け取って国内線へ」と言うではありませんか。
ブリスベン空港で入国審査を通過し、ターンテーブルから荷物を受け取って、検疫検査を通り、空港ターミナルの外へ一旦出なければならないというのです。仕方なく、この一連のオーストラリア入国手続きを踏み、すべての荷物を持って国内線乗り継ぎカウンターへと向かいます。
ブリスベンは国際線と国内線のターミナルが離れている!
大阪~ブリスベン、シドニー便はエアバスA330
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が、しかし、そこには非情な張り紙が…。「ジェットスターの乗り継ぎ客は、ここでのチェックインはできません。国内線ターミナルへ移動してください」
空港係員に国内線ターミナルへの移動方法を聞くと、電車で一駅とのこと。再びすべての荷物を抱えて階を移動し、橋を渡って電車の駅へ。そしてここでも再び非情な言葉を聞くことに…。「ジェットスターの乗客は、電車代が4豪ドルかかります」。
カンタス等他の乗客は、乗り継ぎチケットを見せるだけで乗車できるのですが、ジェットスター乗客の場合は自己負担ということになっているようです。汗だくになってすべての荷物を抱え(国際線ターミナルの乗り継ぎカウンターでチェックインできる他航空会社の乗客は、もちろん手ぶらです)、電車で一駅の国内線ターミナルへ移動。
ここでようやく、『JQ18便大阪路線乗り継ぎ』というカウンターを見つけました。しかし、そこでも再び「そんな便はない」と言われてしまったのです!
実際搭乗したのはカンタス便だった!?
隣のカウンターにやってきた別の男性スタッフに事情を説明すると、「ああ、これはウチじゃなくてカンタスだから。向こうのカンタス・カウンターに並んでください」と…。
つまり、これから乗るはずのJQ6521便は、カンタスとの共同運航になっているようで、実際の便名はQF870630。再びたくさんの荷物を持って、カンタス航空の長い列に加わることになりました…。とりあえず、なんとか無事シドニーに到着できましたが、航空会社スタッフが「知らない」「わからない」というのには正直驚きました。
しかも、自分の意図したところでなく(航空会社側の都合で)起こったことでありながら、移動費が自己負担というのも疑問が残ります。とにかく、このような複雑かつ面倒な乗り継ぎは、初めての体験でした。
後日この件に関し、ジェットスターへ確認したところ、日本発着の予約ではこのようなことはないとのこと。つまり、日本で予約・購入した場合は同便=JQ18として、ブリスベン空港での荷物受け取りは必要なく、空港内での1時間程度の待機で、シドニーまで乗り継げるようです。
しかし、オーストラリア国内発着で予約・購入する場合は、このような複雑な乗り継ぎもあるようなので注意が必要です。とはいえ今回の報告を機に、「スタッフ間の連絡を徹底させると共に、オンライン予約の際にもポップアップ・ウィンドウで便の説明を表示させる等の対応策を導入していく」というお返事をいただきましたので、今後は私が経験したような事態は起こらないのではないかと思います。
そんなわけで次のページでは、日本側とオーストラリア側では異なるオンライン予約の実態とオンラインで予約する場合の注意点、少々わかりにくい用語などを解説します!