ホバート上空で撮影された神秘的なオーロラ

この写真を初めて目にした時、体中に衝撃が走りました。すぐにでもタスマニアに飛んで行きたい!と本気で思ったほど。この写真を撮影されたのは、ホバート郊外で島内一の私設天文台を運営している天文家のシェビル・マーサーズさん。今回、シェビルさんのご好意で、こうしてここで写真を公開させていただくことができました。

ホバートの上空をやさしくベールのように覆うオーロラ
Special Thanks to: (C) Shevill Mathers, Southern Cross Observatory- Tasmania.

国内外の天文誌へも寄稿し、南半球におけるオーロラ研究の第一人者としても有名なシェビルさんによれば、実は、オーロラは太陽活動が活発であれば、ほぼ年間を通して見られるとのこと。それに肉眼では見えていなくても、感度の高いフィルムを使用した場合や近年の高技術なデジタルカメラ、CCDビデオカメラには捉えられていることも多いのだそうです。

星空が素晴らしいタスマニア

タスマニアでのオーロラ鑑賞の魅力は、その星空もまた素晴らしいということ。なんといっても、『世界で一番空気が澄んでいるところ』ですから、その夜空に現れる星の数は半端じゃありません。澄んだ空気の中に無数の星達が煌き、 くっきりとかかる天の川と南十字星。“筆舌に尽くしがたい美しさ” とは、まさにこのこと。

タスマニアの州都ホバートには、そんな素晴らしい夜空を堪能すべく、天体観測に適した環境が整っています。ホバート郊外にはタスマニア大学のマウント・カノプス天文台があり、夜間には一般開放しています。また、そこから1kmほどのところには、今回写真をお借りしたシェビルさんの私設天文台であるサザンクロス天文台もあり、同じく一般開放及び天体解説を行っています(最後にリンクあり)。

また、人が暮らすオーストラリアの地としてはほぼ最南端にあるので、高緯度地点のほうが観測しやすいオーロラも、国内で最も遭遇率が高いと言えるのです。

オーロラ&星空観測には、こうした理由からタスマニアが最もおすすめではありますが、前のページにも書いたように、メルボルンやアデレード、キャンベラ、そしてシドニーでも観測されています。それに、オーストラリアにおけるオーロラ観察最大の魅力は、寒さを堪えながらオーロラの出現を待たなくてもいいというところ。

そこで、次のページでは、シェビルさんの美しいオーロラ写真と共に、どんなところに行けば見られるか?なぜ、寒さを堪えながら待つ必要がないのか?を解説します!

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