オーストラリア/オーストラリアの観光・アクティビティ

オーストラリアの観光2018!おすすめの観光スポット

世界遺産やビーチ、ワイナリーを巡る旅など、大自然オーストラリアの魅力をダイジェスト版でご紹介。オペラハウスをはじめ見所満載の都市シドニーや人気のビーチリゾートのゴールドコースト、日本でも有名なウルル(エアーズロック)、グレート・バリア・リーフがみられるケアンズやメルボルン近郊のワイン産地など、見所と合わせ満喫するプランをご紹介します!

松久保 朱美

執筆者:松久保 朱美

オーストラリアガイド

オーストラリアの見どころ観光ガイド

シドニーハーバー

オーストラリア最大の都市シドニー、世界3大美港とも呼ばれるシドニーハーバーはオペラハウスからハーバーブリッジ、街が一帯となった素晴らしい景観

日本の国土の20倍の広さを持つオーストラリア。それぞれ気候も、楽しみ方も異なる6つの州と1つの準州で成り立っています。世界遺産にビーチ、オーストラリアの動物や楽しいアクティビティからワイナリーまで、大自然オーストラリアを満喫するためのプランをご紹介します。

オーストラリアの世界遺産を巡る

オーストラリアの象徴「ウルル(エアーズロック)」

オーストラリアの象徴「ウルル(エアーズロック)」

オーストラリアで2011年に一番新しく登録された世界遺産、西オーストラリア州のニンガルーコーストを含め、オーストラリアでは合計19の世界遺産が登録されています。その内12が自然遺産の登録であることからも、オーストラリアが圧倒的な大自然に恵まれた国であることがわかるでしょう。
オペラハウス

シドニーのランドマーク、世界遺産でもあるオペラハウス

文化遺産で有名なのは、誰もが知るオペラハウス。2000年に五輪が開催されたシドニーにあり、ハーバーブリッジとともにシドニーのランドマークにもなっています。シドニーの街の中心からも歩いて20分程度でアクセス可能。周辺にはホテルやレストランもたくさん集まっていて、滞在に便利なエリアです。

 
ブルーマウンテンズ

世界遺産ブルーマウンテンズ国立公園のスリーシスターズ

また、シドニー近郊から訪れることができる自然遺産といえばグレーター・ブルー・マウンテンズ地域。ブルー・マウンテンズ地域はユーカリが広域に繁殖し、そのユーカリに含まれる油分が気化して、空気中で青く反射することから由来しています。

その中でもブルー・マウンテンズ国立公園はワイルドライフパークと呼ばれる、動物と間近で触れあえる動物園などと組み合わせた日帰りツアーのバリエーションも豊富で、シドニー近郊では人気No.1の観光地です。

 

オーストラリアで一番有名な世界遺産と言えば、複合遺産として登録されるウルル・カタジュタ国立公園。日本でも有名なウルル、通称エアーズロックとして親しまれる世界で2番目に大きな一枚岩があります。ちなみに世界最大の一枚岩はこちらもオーストラリアにあるマウント・オーガスタスで、西オーストラリア州にあります。
ウルル・エアーズロック

先住民の聖地に敬意をはらいながら観光客にも親しまれて来たウルル登山は2019年10月26日で禁止となる

ウルルは先住民アボリジニの聖地をオーストラリア政府が長きに渡って借り上げ、観光客に開放し、ルールに基づき登山についても許可をしてきましたが、2017年11月、ウルル・カタジュタ国立公園はウルルに登ることを禁止する発表をしました。観光業界への配慮から、この実施は2019年10月26日からとなっています。10月26日はオーストラリア政府が1985年にこの地を先住民であるアボリジニのものであると認め、返還した日で、それ以降、政府が借り上げていました。

登山が禁止になったとしても、聖地としてのウルルはやはりパワースポット。サンライズやサンセットは本当に心が洗われるような姿を見せてくれる幻想的なスポットです。登山の有無に関係なく一度は訪れておきたい場所であることに変わりはありません。

その他の自然遺産としては世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフ(GBR)クイーンズランドの温潤熱帯地域オーストラリアのゴンドワナ多雨林群西オーストラリアのシャーク湾など全土に渡って点在しています。

しかし、これらすべての世界遺産を1週間程度の旅行で巡ることはさすがに無理……。まずはメインの滞在都市を決め、そこから訪れることのできる世界遺産をピックアップし、計画を立てるのがベストです。

ウルルに関しての情報は別記事「聖地ウルル(エアーズロック)の観光2018!登山やツアー」もご参考に!

世界遺産にして、世界最大のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」

世界最大のサンゴ礁「グレート・バリア・リーフ」

世界最大のサンゴ礁「グレート・バリア・リーフ」

オーストラリア大陸は周りをすべて海で囲まれているため、海岸周辺の都市ではビーチはとても身近な存在です。その中でも一番有名なのが、世界最大のサンゴ礁を誇るレートバリアリーフ

日本から一番近いオーストラリアの玄関口ケアンズを中心に、全長2600キロメートルにもおよび、大小様々な島々で成り立っています。略してGBR(ジー・ビー・アール)という呼び名で親しまれる、世界中のダイバー憧れの海です。

グレートバリアリーフでのダイビングは、ケアンズにあるダイビングショップやツアー会社で予約可能。大抵のショップには日本人スタッフも常駐しているため、言葉の心配もいりません。ダイビングライセンスを取得することも可能ですが、誰でも参加できるシュノーケルを楽しむ日帰りツアーも人気。十分グレートバリアリーフの海を満喫できます。

人気のビーチリゾート「ゴールドコースト」

日本からも比較的近くて、手軽に行ける人気のビーチリゾートゴールドコースト。日本からはジェットスターで成田発の直行便で行く方法と他のエアラインでブリスベンへ降り立ち、陸路1時間程度で移動する方法があります。
サーファーズパラダイス

ゴールドコーストの中心サーファーズパラダイス、ビーチ沿いには高層のホテル群が立ち並ぶ

ゴールドコーストはサーファーにも人気の街で、裸足にサーフボードといったスタイルが似合います。その名のとおり、サーファーズパラダイスというビーチを中心に、ブロードビーチ、メインビーチ、マーメイドビーチやパームビーチなど個性豊かなビーチがたくさんあります。

その中でもやはり観光に便利なのはサーファーズパラダイス。周辺には大型のホテルやレストラン、カフェ、ショッピングセンターなどが集まります。ゴールドコースト市内は路面電車のライトレールが走り、主要なエリアは網羅されているので、観光には欠かせない足となっています。観光客向け1日乗り放題チケットも販売され、乗り方も簡単なので是非利用してみましょう。

別記事「ゴールドコーストの観光スポット10選」でもっと詳しい情報がご覧になれます。

天国のような白砂のビーチ「ホワイトヘブンビーチ」

ホワイトヘブンビーチ

真っ白な白砂と海の青が幻想的な「ホワイトヘブンビーチ」 (c)ハミルトン島

オーストラリアの中でも最も美しいビーチと言われる、ウィットサンデー諸島の1つホワイトヘブンビーチ。白砂と海の青が混ざった光景は、天国にでも来てしまったかのように幻想的です。

ホワイトヘブンビーチへは、ハミルトン島からオプショナルツアーでアクセスを。水上飛行機やヘリコプターで空からの眺めも楽しめるツアーから、船での日帰りトリップまで様々あります。


 

西オーストラリアの「シェルビーチ」と「ニンガルーリーフ」

シェルビーチ

世界遺産にも登録されるシャークベイにある、白い小さな貝殻が敷き詰められたシェルビーチ(c)Tourism Western Australia

インド洋に面した西オーストラリア州。世界遺産にも登録されているシャークベイにある有名なビーチといえばシェルビーチ。白砂のビーチとは異なり、小さい貝殻で覆われたビーチです。

しかし貝殻が白いため、遠目で見ると白砂のビーチに見間違えてしまうほど真っ白! ただ素足で歩くとちょっと痛い……。ビーチサンダルは必須のビーチです。
ジンベイザメ

ニンガルーリーフに集まる世界最大の魚ジンベイザメと一緒に泳ぐツアーが人気(c)Exmouth Dive and Whalesharks Ningaloo

また、シェルビーチから北へ車で7時間程移動したところにあるのが、ニンガルーリーフ。東のグレートバリアリーフに西のニンガルーリーフと言われるほど綺麗なサンゴ礁が広がります。ここでの楽しみは何といっても世界最大のサメ、ジンベイザメとのスイミング。

毎年3月から6月にかけてニンガルー周辺にやってくるジンベイザメといっしょにシュノーケリングでスイムするというもの。あの巨体が目の前に現れたときは感動そのものです。体が巨体で口も大きいので危険じゃないかと心配される方もいらっしゃると思いますが、なんと主食はプランクトンなのでご安心を!

オーストラリア固有の動物と触れ合おう!

キュートなコアラなどの動物と触れ合えるワイルドライフパーク

キュートなコアラなどの動物と触れ合えるワイルドライフパーク

「オーストラリアの動物は?」と聞かれたらパッと浮かぶのがコアラとカンガルーでしょう。独自の生態系を遂げたオーストラリアはコアラやカンガルーの他、ワラビーやポッサム、ウォンバットなどの有袋類がたくさん生息しています。

これらの動物はオーストラリアのどこの動物園でも見ることができます。ですが、大型動物園で遠目から見るだけよりも、ワイルドライフパークと呼ばれる小規模ながら実際に動物たちと触れ合える動物園が断然オススメ!

ホワイトカンガルー

カンガルーの中でも珍しいホワイトカンガルーが飼育されているパークもある

大抵のワイルドライフパークではカンガルーやワラビーは放し飼いになっていて、餌付けをしたり、自由に写真撮影をすることができます。コアラについては州によって抱っこが禁止されている地域もあります。コアラ抱っこ写真ができる施設でも事前の予約が必要な場合もあるので下調べをしてから出かけましょう。

コアラの抱っこについては「オーストラリアのコアラを抱っこできる動物園」の記事を参考に!

また、動物園ではなく、野生の動物を見るツアーもオーストラリアに来たからには押さえておきたいポイント!
フィリップ島

フィリップ島では世界一小さいリトルペンギンが行列して歩くパレードがみられる

メルボルンから2時間程度にあるフィリップ島では野生のリトル・ペンギン達がヨッタヨッタ歩くパレードが見られます。ペンギン達は毎日の日課が決まっていて、朝餌を求めて海へ出かけ、夜に巣に戻ってくるのですが、それがまるでパレードのようでとってもキュートです。

フィリップ島のペンギンパレードについては別記事「メルボルンから行く、ペンギンパレード/フィリップ島」をご覧ください。

また、西オーストラリアのカナック島は、パースからも1時間程度でいける無人島。ここには野生のアシカ達が生息し、ビーチでゴロゴロと寝転がっているかわいい姿を見ることができます。

ここではシュノーケリングやダイビングを楽しむこともでき、水中でのアシカとの遭遇も高確率。野生の動物とこんな間近で出会えるのもオーストラリアならではの楽しみ方です。

オーストラリアで楽しめるアクティビティ

シドニータワーアイ

シドニーで一番高い建物シドニータワーアイ、アドベンチャー好きな人なら地上300メートルのデッキを歩くスカイウォークのアクティビティも

オーストラリアでは様々な自然系アクティビティも充実しており、乗馬、スキューバダイビング、スカイダイビング、気球など、水・陸・空すべてで楽しむことができます。

前述したグレートバリアリーフでのスキューバダイビングや、ゴールドコーストでサーフィンは水の定番ですが、陸の定番といえばゴルフ。

オーストラリアといえばゴルフ天国と言っても過言でないほど、街中にも普通にゴルフコースがあるのです。車で道路を走るとすぐ目の前にグリーンが見えるので、ボールが飛んで来ないのかと思わず心配してしまうほど……。ゴールドコーストなどにはハイグレードなゴルフコースの中に自宅や別荘を持つ人も多く、家からカートでそのままゴルフコースへ、なんて贅沢な暮らしをしている人もいるんです。

日本では1回の料金が高く、ゴルフ場も郊外に立地していたりと、なかなか気軽には楽しめないゴルフですが、オーストラリアにはパブリック(公共)のゴルフコースもあり、平日なら20~40豪ドル程度(約1,500~3,000円)、週末でも40~60豪ドル程度(約3,000~4,500円)でプレイできるので、ゴルフ三昧の生活をしたい人にオススメです(2018年5月現在)。

ブリッジクライムシドニー

シドニーハーバーブリッジを登るツアー「ブリッジクライム」、オペラハウスを含むシドニーハーバーの素晴らしい景色が一望できる(c)

その他、アトラクションとして有名なものには、シドニーのランドマーク、ハーバーブリッジのブリッジクライム。あのハーバーブリッジに命綱をつけて登るというアトラクション。またシドニー一高いシドニータワーアイの展望台の上を歩いてしまおうという、大胆なシドニータワーのスカイウォークでもシドニーが一望できます。
  • ブリッジクライム・シドニー:3 Cumberland St, The Rocks NSW 2000
  • シドニータワーアイ:Westfield Sydney, Corner of Pitt St and Market St, Sydney NSW 2000

オーストラリアワイン自慢のワイナリー巡り

ハンターバレー

ハンターバレーのワイナリーで見かけたカンガルーたち、夜行性のカンガルーは夕暮れ近くになると活発に動き始める

ヨーロッパに比べリーズナブルでおいしいと日本でもファンが多いオーストラリアのワイン。オーストラリア全土にはワイナリーが点在し、それぞれのワイナリーでは観光客向けの見学ツアーや無料で試飲ができたり、ワイン好きにはたまりません。


 
オーストラリアワインの有名な産地といえば、シドニー郊外のハンターバレー、メルボルン郊外のヤラバレー、アデレード郊外のバロッサバレー、パースの南に位置するマーガレットリバー、それ以外にも60以上のワインの産地が点在しています。

ハンターバレー

各ワイナリーにはセラードアと呼ばれるワイン販売があり、試飲もできるところが多い

各地のワイナリーへは、セルフドライブで行く以外に、たくさんのオプショナルツアーが催行されていて、ほとんどの場合、日帰りで可能です。ワイナリーまでは足を運べないという方も、レストランでオーストラリア産のワインをグラスで注文してみたり、リカーショップ(酒屋さん)でお土産のワインを購入してみてはいかがでしょうか。尚、ワインは機内持ち込みができませんのでご注意ください。

ヤラバレーについては別記事「ヤラバレー/メルボルン郊外」も是非ご覧になってください。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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