19世紀のエレガントな装飾が残る建物内
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手前が1874からここに置かれた郵便局長の机
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大きなベッドが入っているのにまだ広い!
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さりげなく置かれたブルガリのアメニティ
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一度は泊まって見たい憧れのスイート・ルーム。
スイートの中でも、由緒ある19世紀の建物を利用した世界に2つとないホテルの、歴史的なお部屋がスイート・ルームになっているとしたら……。それは、そのホテル最上級の、それこそ他にはない、19世紀の香り漂うエレガントな極上スイート――
そんなスイート・ルームがあるとしたら、これは泊まれなくてもちょっと見てみたい!と思いませんか?
その名も『ヘリテージ・スイート』
シドニーの最高級5ツ星ホテルに実際にある、歴史的なお部屋のスイート・ルーム、その名も『ヘリテージ・スイート』。
シドニー市内中心部にある、19世紀に建てられたGPO(=シドニー中央郵便局)の建物をそのままホテルとして利用している『ウェスティン・ホテル・シドニー』。このホテルには、歴史上、郵便局長室だった部屋を使った、同ホテル最高級のスイート・ルーム『ヘリテージ・スイート』があります。
普通なら、博物館級の歴史的な部屋が、そのままゲスト・ルームになっているというのは、おそらく世界中探しても稀。そこで早速、この目で確かめてきました!
天井高4,7メートル、面積186平方メートルの巨大スイート
このヘリテージ・スイートのある建物は19世紀に建てられたもので、当時の装飾をそのままに残し、美しくリストアされています。そんな “歴史的に由緒あるお部屋”ということで、ちょっとワクワクしながら足を一歩踏み入れると…
なんと、広い!しかも天井がものすごく高い!!それもそのはず、天井高は、なんと4,7メートル、部屋面積は186平方メートル(56坪以上!)もあるのだとか。
※ちなみに日本のホテルのスイート・ルームは、ホテル・オークラで72.6、リッツ・カールトン大阪で76平方メートル程度だそう。
部屋の中心には、大きな暖炉がしつらえられており、時を経て、いい感じになった窓など、部屋の至る所に歴史が刻まれているのに、モダンで軽快な感じを受ける不思議な空間。置かれたソファやテーブルなどのインテリアが、モダンでありながら、歴史ある部屋の雰囲気を壊さぬよう、シックで落ち着いた感じにまとめられているからかもしれません。
手前が大きなソファーとダイニング・セットが置かれたリビング、奥の間が大きなベッドが置かれたベッド・ルームの2間続きになっていて、リビングには、その昔、郵便局長が実際に使っていた事務机(1874年~)がそのままに残されていました。ちょっとだけそこに座って外を眺めてみたら、なんとも言いがたい(なんだかちょっと偉くなったような?)いい気分に
…(笑)。
ベッド・ルームには、天蓋付きでキング・サイズを上回る(?)超巨大ベッドが置かれ、なんとも優雅。バス・ルームは大理石を使い、大きなバス・タブとシャワー・ルーム、そして、さりげなく置かれたブルガリのアメニティが、ゴージャス気分を一気に盛り上げてくれそう♪
現在、希望があればもちろん泊まることもできますし、パーティーなどに利用することも可。ただ、この部屋の利用に関しては、ホテル・マネージャーの許可がいるとのこと(なんたって、歴史上貴重な部屋ですので…)ですが、特別な理由がない限り、見学は宿泊客なら誰でもOK!見学したい人は、ホテルのスタッフに声を掛けてくださいとのことです。
>>次では、誰でも宿泊できる(スイートじゃないけど…)歴史的なお部屋「ヘリテージ・ルーム」と、モダンな「タワー・ルーム」をご紹介!歴史とモダンが一体化したエレガントな“ウェスティン・シドニー”は魅力たっぷり♪