ニモのふるさとグレートバリアリーフへ行こう！　ファインディング・ニモの世界へ(3ページ目)

■海中散歩を楽しむ『 シーウォーカー 』

テレビなんかでも結構紹介されている、宇宙飛行士みたいなヘルメットを被った格好で、海の中を歩く『 シーウォーカー 』。実際やってみるとどうなの？と思う人も多いのじゃないかと思うので、ガイドの私自らが身をもって体験してきました！

参加者はリーフに着く前に、船上で説明があるので、ちゃんと聞いておく事が大切。そしてまず、地上（というか、モア・リーフの場合、ポントゥーンなので洋上だけど）で、ウエット・スーツを着て、腰に重石をつける。ここまでは、ダイビングをやる人と同じ感じ。

ヘルメットは、本当に海に入る直前につけるのだけど、ヘルメット自体がすごく重いので、ちゃんとッスタッフが手伝って被せてくれるから、それに従うこと。先に自分で被ろうとすると、コケたりして危険なので、絶対にスタッフの指示に従って！

このモア・リーフでのシーウォーカーは、ポントゥーンの下に作られたプラットフォームを歩くというもので、プラットフォームまでは階段を降りなければならず、その階段がちょっと怖い…。でも、先に海に潜っているスタッフ（ダイバー）が、足を一段ずつ下へ導いてくれるので、それに従えばOK。

プラットフォームに着地(?)したら、ここでも先導するスタッフに必ず従うこと。この時変に下を見たりすると、ヘルメットの下から水が入ってきてしまうので、気をつけて。

まず、初めてのシーウォーカーの感想など。

海中では重さ（ヘルメットや腰につけた重石）が半分以下(?)くらいにはなるという話だけど、結構重い…。でも、スタッフが周りに魚の餌を撒いてくれるので、たくさんの魚が集まってきて、かなり魚と接近！…実は、魚恐怖症なので、ちょっとビクビク…

サンゴ礁の中、もしくは近くを歩くというわけにはいかないけれど（これは環境上も無理だと思う）、普通は、できないはずの水の中を歩くという感覚がどういうものか、非常に興味深い体験だったし、フレンドリーな魚と遊ぶのもなかなか楽しい♪ …魚に、手を突っつかれた！

ただ、ダイビングに比べると簡単にできる感じがするので、安易に考えてしまいがちだけど、ダイビング同様、ルールをしっかり守って、注意を怠らないことが必要だと実感。

《 シーウォーカーに参加する時の心得 》

　・事前説明はちゃんと聞く
　・必ずスタッフの指示に従う
　・落ち着いて、ゆっくり行動すること
　・無理な体制をしない＝できる限り直立を保つ
　・水深が深くなると耳が痛くなるけれど、慌てず耳抜きを

あと、気をつけなければならないことと言えば、手すりがちょっと滑りやすいのでしっかり握るということと、髪の毛が長い人は、首の後ろの下の方でまとめておいた方がいいと思う。上の方でポニーテールなどをしていると、ヘルメットがひっかかって水が入ってしまう可能性があるかもしれない…と思ったので。

そんな点に注意すれば、とくに心配はいらないし、やっぱり日本人スタッフがいてくれるのが何より心強い。それに、顔に水がかからないから、泳げない人＝水が怖い…という人でも、気軽に海の中を見ることができるし、なんたって、“水中を歩く”というのは、普通じゃ絶対味わえない体験！一生に一度はやってみて♪

▼今回私が参加したツアーはこちら↓