■世界唯一!川の中を走るリバー・トレイン
遊園地じゃなく、川の中を走る列車というは、世界中探してもここだけ! そして、乗客の皆の一番のお目当ては、なんといってもクロコダイル(ワニ)!!
…だた、川底にレールでもひいてあるのかと思ったけれど、そうではなくて、ボートと同じ原理の動力で動き、連結された車両を引っぱって走る仕組み。そりゃそうだよね、川は結構深いもの。
マングローブが生い茂る川べりを目を凝らしながらクロコダイルを探す――
「いたーーっ!」の声で、皆、一斉に車両の同じ側へ移動するので、列車がちょっと傾いたりして(笑)。もし川へ転落したら、そこはクロコダイルがうようよ…な~んて考えたら、ちょっとゾっとするけれど、そんなことは(相当暴れたりしない限り)普通はないのでご安心を。
涼しい川風に吹かれながら、のんびりと川の上を走る列車での約1時間のクルーズ。周りを取り囲む、1億3千万年以上も前から育まれてきた太古の熱帯雨林と、そこに棲む美しい水鳥達やクロコダイルをはじめとする様々な野生動物、珍しい昆虫達も見ることができる。(私はこの日、ワイルド・ピッグ=野豚も見られた♪)
ツアーでは、「野生のコロコダイル発見!」の興奮も覚めやらぬうちに、対岸へ上陸。ここで、お茶を飲みながら、ちょっと一服。熱帯雨林のジャングルの中に建てられた一軒家の涼しいシェルターの下で、お茶とクッキーをいただいていると、ヘンテコな虫が飛んできたり、川の中で何かが跳ねているのが見えたりして、結構楽しい♪
一休みした後は、熱帯雨林の中を歩いて、ここならではの自然体系について学ぶレインフォレスト・ウォーキング。説明は英語だけど、日本語の案内書が用意されているので、ポイントを追っていけば大丈夫。
ちょっとした時間でレインフォレストの自然に触れられる上に、楽しい水上列車=リバー・トレインに乗って、童心に返ったように気持ちがほっこりさせられる『
デインツリー(*)・レインフォレスト・リバー・トレイン・エコツアー
』。世界が注目する世界遺産エリアの大自然を堪能してみて!
(*)=日本での雑誌等では「デイントリー」と表記されていることが多いようですが、オーストラリア人は「A」を「アイ」と発音するため、
DaintreeのDainはどちらかといえば、「ダイン」となり、耳 には「ダ(ィ)ンツリー」という感じに聞こえることも。ここでの表記「デインツリー」は、オーストラリア政府観光局の表記にあわせています。
▼今回私が参加したツアーはこちら↓
■デインツリー・レインフォレスト・リバー・トレイン
エコツアー |
注意)記事内でご紹介している料金は、2003/10月現在のものです。
〔またまた、いつものおまけコーナー〕
私が参加したのは、セルフ・ドライブ・ツアーだけど、足のない人は1日ツアーが便利。フルーツ園に寄ったりと結構1日楽しめるとのこと。セルフ・ドライブで行く場合は、ケアンズからだと車で約2時間。トレインの出発時刻に遅れないように、早めに行っておくこと。 そして、このツアーに参加する際、“絶対” 忘れちゃならないもの、それは“虫除け”。とくに春~秋にかけての暑い日が続く時は、蚊やサンドフライが発生しているので、全身まんべんなくカバー!できれば長袖、長ズボンがおすすめ。以前にご紹介した極上スパ・ホテル「シルキー・オークス・ロッジ」と組み合わせてもGood !
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▼都市:ケアンズ
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