旨み凝縮のカルチョーフィ・アッラ・ロマーナ
柔らかく煮込んだカルチョーフィ(アーティチョーク) |
カルチョーフィ・アッラ・ロマーナ
Carciofi alla Romana
カルチョーフィは、アーティチョークのこと。日本語訳は「朝鮮アザミ」。下ごしらえするだけで爪の間が真っ黒になる灰汁のつよーい個性的な食材で、調理如何によってはまずくも美味しくもなります。ちょっとカルチョーフィに対してあたりがきつい?なぜなら、私はこの食材が嫌いだから(笑)。
春や秋、季節になると市場で山積みにされるローマの基本食材ではありますが、まったくもって食指が動かず。何を好き好んで・・・と思うくらい嫌いな食材。だから、めったなことでは食べないし、たまにどこかのトラットリアで食べても「ウゲッ」となるのがオチ。
しかし!この「ダ・エンツォ」の「カルチョーフィ・アッラ・ロマーナ」だけは違いました。「へー美味しいんだ、カルチョーフィって。」と初めて感じさせてくれた逸品です(私にとって、だけど)。
アッラ・ロマーナは、ローマ風という意味ですが、メントゥッチョというミント系のハーブとレモンなどで煮込んだスタイルのこと。ローマには、アッラ・ジュディーアというユダヤ風という調理法があります。からりと揚げたものになりますが、これは「ダ・エンツォ」ではなく、「ケッコ・エル・カラッティエレ」の方が美味しい。コレはまた別の機会のご紹介します。
野菜料理なので、肉料理などのサイドメニュー「コントルノ」としてオーダーしてもよいですが、前菜の「アンティパスト」でオーダーしてもOKです。
さあ、セコンドは何を頼もう?
次のページでは、とりあえずローマなら、この肉料理を!