広々したインチョン空港は免税店が軒を連ねる
広々としたインチョン空港はキレイ |
ローマ行きのコリアン・エアーは、前出の地上スタッフの懸念どおり、古い機材がまわってきたらしく、内装も設備も超がつくほどアンティーク。個人用モニターも当然なく、機上で映画を見ることを至上の喜びとしているワタシとしては、とても残念でした。
窓側3席の通路側に座ると、残りの2席を埋めたのは、「オモニ~」な韓国人のおばちゃん二人。思いっきり韓国語で話しかけてくるんだけど、英語もまったく通じず、コミュニケーションのとりようがなく、これまた残念。あまりに話しかけてもあいまいな笑顔しか返ってこないため、どうやらこの子は韓国人ではないらしい。と気づいてくれるまでにしばらくかかったのが可笑しかったです。
映画も見れず、隣席の人とのおしゃべりもできないとなると、残されたお楽しみは機内食。コリアン・エアーの機内食は、経費削減のあおりを受けた航空各社の中でもまだ美味しいと評判だし、まずはビールでも飲んで待つことにしよう・・・と思ったのに、アペリティーボ(食前酒)のサービスがない?!一方的につまらないオレンジジュースにお砂糖がまぶされたナッツが配られ、お茶を濁されたのでした。
お待ちかねの機内食は?
隣人のオモニたちも「マシッソヨー」と評価を下した噂のビビンパ |
これが噂に聞くコリアン・エアーのビビンバか~と感慨深げにしげしげと眺める私の肩を、オモニ二人組みがたたき、振り向くと、手ぶりで食べ方を教えてくれるのでした。しかし、その食べ方は、さっきもらった説明書きとちょっと違う・・・。まあ、でも本場のオモニの食べ方の方が興味深いので、彼女たちの真似をしながら、コチジャンチューブをたっぷりかけていただきました。ホ~うまいっ!いやいや、エコノミーの機内食にしてはなかなかのものでした。オモニたちも満足気に、ホラッと空っぽになった器を私に見せてくれました。本場の人も美味しいと判断した模様。「マシッソヨ~(美味しい)」と唯一知っている単語を連発して、親しげなそぶりを見せる私に、オモニたちは深くうなずくのでした。ああ、国際交流だわっ。ワインはグラスサービスで、赤ワインはちゃんとイタリアワインでした。
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