ローマ/ローマのお土産・ショッピング

ローマの行くべき最新スポット  SHOP編1

ローマ時代の遺跡にバチカン市国、観光王国ローマが、最近「観光地だけじゃない」顔も見せ始めてます。卒業旅行や新婚旅行で行ったときのローマとは違う、今のローマを知ったら、また行きたくなるかも!

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド

photo by SAWA
第一回目はジャンニ(左)とルカのお洒落ショップ「SUPER」を紹介。
イタリアの首都ローマは(一応)大都会。モードなミラノに比べて、ちょっぴり田舎臭さの漂うベタなイタリアっぷりを醸し出してたローマなんだけど、ここ数年、どんどん「おっ?!」っと思わせる粋なスポットが続々登場してきています。

ローマ帝国時代の遺跡にキリスト教の大本山バチカン市国、バロック芸術を代表するベルニーニの彫刻や噴水。ダイナミックな世界遺産や街を彩る美しい芸術的建造物に加えて、モードなショップやバーが揃って生まれ変わりつつあるローマ。もちろん、ちゃきちゃきのローマっ子気質をたっぷり感じさせてくれるトラットリアや職人系ショップも健在です。

観光スポットにプラスして、「それ以外」もググッと充実。
さらに面白くなりそうな永遠の都ローマ。
これからのローマ旅行で、行くべきスポットをご紹介しましょう!

ショップ編 その1 SUPER

photo by SAWA
ELEY KISHIMOTOやLTDなんかの靴もアリ。
SUPER(スーパー イタリア語的に発音すればスーペル)と言っても、スーパーマーケットじゃないです。話題のエリアMONTIに2005年5月オープンのコンプレックス系ショップ。

ローマにまだ入っていなくて、若くて知名度の低いアーティスト・ブランドを中心に、ヨーロッパ中からセレクトする洋服、靴、小物、アクセサリー・・・etc。洋服ではイタリア発のブランドMIOやMARIOSなど、発掘系若手ブランドがレディス、メンズとも抑えてあり、雑貨では、最近、新宿伊勢丹で売られるようになったカプリ島発のフレグランス「カルトゥーシア」や、ミラノのコスメ「MADINA」なども。

ショップのあるMONTIは、ローマでもヴィンテージショップやこだわりのセレクトショップが多いエリア。ローマのモード系マスコミ関係者も多く出没します。目の肥えた人たちに向けて発信するSUPER。
photo by SAWA
ショップコンセプトに合うデザイン雑貨も。今のヨーロッパのモードをお持ち帰ってみては。
「最近のローマってどうなのよ。」ってなところが集まってるわけです

そんなわけで、50年代から70年代のヴィンテージ家具も置いてあるんですが、洋服系ヴィンテージは、「近くにいろいろあるからあえてやらない。」ってゆるさもローマっ子らしくていい感じ。「デザインがあって、質が高くて、値段が安い」ものがセレクトのコンセプト。ミッドセンチュリーなスタンドが150ユーロ、キッチュな70年代食器が5ユーロ、オルネッラ・ヴァノーニなど、マニアが喜ぶパッションのある時代のLPが5ユーロ~など、蚤の市並みのプライスも気負ってなくて、ステキ。最地下階の雑貨コーナーに、ヴィンテージと新しいものがミックスしてレイアウトしてあります。

photo by SAWA
カンティーナ風に階下に降りていく仕組み。バーパパパの家っぽ。
ローマ時代に最初にできた市街路地ウルバーナ通りにあり(ショップの正しい住所は通り沿いの広場名になってます)、その時代の遺跡を繰りぬいて、階下に降りていく仕組み。ローマ時代の遺跡部分をさりげなくインテリアの一部として利用してたりして、ローマならではセンスを感じさせてくれます。


【データ】
SUPER スーパー
Piazza della Suburra
06-4544-8500
営:10:30~14:00、15:30~20:00
休:月曜AM、日曜(ただし、クリスマス期間中はオープン)
アクセス:地下鉄B線Cavour駅(Rebibbia方向行き)前
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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