リンゴをかじりながら運転?!のんきなイタリアのタクシー運転手たち |
ある街のホテルの前に停車していたタクシーに乗りました。メーターをチェックすると、すでに「5.78ユーロ」の表示が。「初乗り料金じゃないでしょ。メーターおかしいよ。」と注意をすると、「ホテル前に停まっ ている場合は、すでに料金が加算されているんだ。」とのこと。こんなことって・・・アリ?
●●対策●●
ただのウソです。ホテル前に停まっていても、乗客を乗せて走り始めたところから料金がスタートします。(ローマの場合、平日7:00~22:00までは、2.33ユーロから)
・乗ったら、料金表をチェックする。
・明らかにおかしいと思ったら、その場でスグに降りる。
・メーターは乗ったとき、もしくは、走り始めたらつけます。走り始めてもつけない場合、乗ったときからついている場合は、抗議すべし。
注意!ただし、無線でタクシーを呼んだ場合、無線を受けたところから料金はスタートします。ホテルやレストラ ンでタクシーを呼んでもらった場合、乗った時点でメーターが「5.63ユーロ」「6.88ユーロ」など表示され ていても、ぼられてはいませんので誤解のないように!
~ガイド岩田の聞いた話~
テルミニ駅からベネト通りにあるホテルへ、タクシーを利用した観光客がいました。請求金額はなんと「40ユー ロ」でした!
●●対策●●
これは、完全にボッタクリです。どうメーターを操作して40ユーロ也の金額を表示させたのか、見ていないのでわかりませんが、通常なら5~6ユーロ程度の距離。ローマ市内部の場合、早朝・夜間、 休日料金でない場合、10ユーロを大幅に超えることは滅多にありません。
・ホテルの人に相談する。そして、警察に通報する旨を伝えてもらう。
・距離感がわからない。初めての街で初めて乗るタクシーなど、不安な場合は乗ったときに「だいたいいくらくらいになるか?」を聞いてみる。
~ガイド岩田のおまけ的体験談~
ナポリで港からタクシーに乗ったときのことです。海沿いを走り、ある指定の場所に向かいました。メーターは6ユーロでした。6ユーロを払おうとすると、運転手は「15ユーロ」と言ったのです!
「メーターは6ユーロって出てるよ。」と言うと、運転手は、「そうだよ。でもこの美しい太陽と海を見ろよ。 これを見せた分の割り増しだよ。」と・・・・。運転手が用意した太陽と海ではないのですが、なんとなく その答えが気に入ったので、「じゃあ、10ユーロにおまけしといて。」と、4ユーロのチップをはずんで降り ました。
●●対策(?)●●
あまり参考にはならない話ですが、イタリアのタクシー運転手には、こんな不思議な考え方で気楽に観光客からぼるつもりでいるヤカラがいます。メーターの数倍にもなる金額を請求されたわけでもなく、微妙な上乗せ金額。上手いです。数ユーロのぼったくりの場合は「ヒドイ!」とヒステリックにならず、イタリア人っておかしな人達!と適当に受け流してしまうのも、旅を楽しむコツでもあったりします。
タクシー以外に見られるボッタクリ風の現場