最近では、必ず後部座席に料金表が提示してあります。 |
「メーターつきに乗れ」と、多分様々なガイドブック等の注意の項目で紹介されていることでしょう。十分 気をつけてメーター付きに乗ったところで、表示されている金額と異なる金額を請求されることも多々あります。しかし、それはぼっている場合もあれば、そうではない場合もあり・・・・。
~ガイド岩田の体験談~
夜、テルミニ駅から家までタクシーに乗りました。メーターは、12.42ユーロと出ています。小さいスーツ ケースが一つありました。「んーいくら?」と聞くと、「んー、じゃ、15ユーロ。」これは、ぼられているのでしょうか?
●●対策●●
このケースは、まったく「ぼられて」いません。正規のタクシー運賃では、荷物一つに対して約1ユーロ 程度を加算することになっています(※)。
・料金メーターに荷物分を加算されるのは、ぼられていません。
・メーターの金額よりも2~3ユーロ程度の割り増しは、チップだと思って気持ちよくあげてしまう。
・乗ったら、必ず料金表をチェック。
※イタリアは街によって初乗り料金や、料金システムが違います。タクシーには、コムネ(市)が発行する料金表の搭載が義務づけられています。
ところで、正しく上乗せすると約13.42ユーロとなります。
「じゃあ、やっぱり1.58ユーロ分はぼられてるんじゃないの?」
そう思う方もいるかと思います。しかし、その辺はうやむやになる場合がほとんど。その理由として、
1.細かいおつりを用意するのが面倒くさい。
2.チップのつもり
これはイタリア人が乗車しても同じです。タクシーに乗ったら、メーターより2~3ユーロ高くなった場合に、「ぼられた」とみなしていると胃が痛くなるので、チップだと思って適当にやり過ごす場合が多いものです。
その代わり、例えば料金が8.40ユーロなのに、手持ちの小銭が8.10ユーロしかない。そんなときには、「いいよ、あるだけで。」などと割引にしてくれる場合もあります。
もうちょい行きます、タクシー体験談。初乗り料金がおかしい?!