語学だけじゃ物足りない!せっかく行くならイタリアならではの一流技術を学びたい。 イタリアでは語学留学にとどまらず、「本場で料理を学びたい」「絵の修復しになりたい」などなど、 語学以外を目的にした留学が流行中です。 学んだことをイタリアで生かすも由、日本に帰って活躍するも由。いずれにしても、大切なのは「一流の技術」を 身に付けること。イタリアは「本物」が息づく国。職人さんが活躍するこの国では「学ぶチャンス」は自分次第で作れます。 そして今、そんな希望をもつ人たちの間でひそかに人気がでてきているのが「ジュエリーデザイナー」。 今回、ローマに新しくできたジュエリー学校でがんばる留学生の竹内愛さん(24歳)を取材してきました。
静岡出身の愛さん(写真左/ただいまジュエリーを削る工程を学んでいます)は、大学卒業後1年半のOL生活を経て、イタリア行きを決定。イタリア行きの最初の動機は、 「イタリアに2回旅行で行ってみて感じた日本とは違う生活。愉しく暮らすイタリアの暮らしに憧れて」だそう。 とりあえず語学学校へ通い、その間に「何がしたいか」「何ができるか」を考えようと思ったそうです。 4ヶ月間の語学学校での勉強をし、異国暮らしになれてきた頃、ジュエリーの技術を学べる学校があることを知り、 色々調べ始めました。
インターネットや口コミでフィレンツェやミラノにも、ジュエリー学校はたくさんある事を知りますが、 ローマのアカデミア・デル・ジョイエッロ (ジュエリーアカデミー)に出会いました。ブルガリやカルティエの最高級ジュエリー の製作をしている工房が併設する学校(写真右/実際の工房ももちろん見学できます)であること、その一流 職人さんが直接講師としてその技術を教えてくれること、 また趣味のスクールとは違い作品を完成させることよりも、「ジュエリーとは何か」その全てを教えようという 学校のポリシーに賛同して、この学校に通うことを決定しました。
愛さんのように語学学校に通いながら、次に目指す道を探す人は多いです。日本で探すよりも情報も入手しやすくなり ますし、イタリアの「口コミ」パワーはどんな情報紙よりも確実で有効。愛さんも語学学校の校長先生の知り合いだった ことから、この学校を知ります。そして実際自分の目で見て、ジュエリー学校の 校長先生と話してみて、その熱意に感動してこの学校に決定したわけです。熟練講師の方たちと直接触れ合うことも可能、自分が将来どんな風に工房で働けるのかを イメージしやすい環境(写真左/工房にて、忙しく働く職人さんたちと話すのは刺激的)にあるので、やる気も沸きます。イタリアで行われる技術コンテストの優勝経験者も働く工房で、 一流技術を身に付ければ、卒業後もその技術を身に付けるチャンスはいくらでもあるでしょう。
ところで、愛さんは、コチラの工房併設の学校にくるまで、ジュエリー作りの経験はゼロ。初日には、「今日はこれを 作ってみるよ」とシルバーのリングを見せられ、まずシルバーを溶かすところから始めたそう。 教科書は用意されていません。体験しながら学ぶ、まさに職人に弟子入りしたように学んでいるそうです。 製作に必要な道具、材料なども全て学校が用意してくれているとのことです。 【関連サイト】 語学学校のほかに何か・・・と思っている方。是非問い合わせをしてみてくださいね! 工房についての質問はこちら ジュエリー以外にもチャンスは色々