ローマから国鉄FSで約1時間30分。見晴らしのいい平野にポコッと丘があらわれたら、 そこがオルヴィエート。1日あればぐるりと一周できる丘の上にある小さな城塞都市です。 地下から掘り出したトゥーフォ(凝灰石)で造られた町の雰囲気は独特で、いわゆる「お とぎの世界に迷いこんだよう」な感じ。特にほの暗いオレンジ色のライトに照らされる夜 は、ひときわロマンチック。比較的治安もいいので、夜の散歩も可能です。

アクセスは、とっても簡単。国鉄FSのローマ・テルミニ駅からオルヴィエート駅までは 「ディリット」(時刻表の表示は「D」)で約1時間15分くらい。 2等車で片道21100リラ(2001年2月3日現在のレートで約1240円)です。 切符は窓口か自動販売機(写真左下)で買えます。窓口もウワサほど並んでいないので、 当日でも大丈夫(とはいっても出発時刻ギリギリには無理です。1時間前くらいが焦 らなくていいかも)ですが、心配な方は前日までに購入しておくことです。
言葉に自信がない場合は、窓口で「ROMA00:00(乗りたい時間)→ORVIETO00:00 2CLASSE」と 日にちを紙に書いて渡せば何の問題もありません。ましてやワザワザ日本で買ってくることもないでしょう。

時刻表は日本からならFSのホームページがチェックできる他、トーマスクックの日本語版でもチェックできます。 ちなみに、2001年の6月9日までは、 ディリットならローマ6時12分発→オルヴィエート7時29分着、8時12分発→9時29分着、10時12分発→・・・と2時間きざみで20時12分発まで。特急券が必要なインテルチティ(表示は「IC」)は、14時02分発→14時58分着、14時33分発、15時40分発、17時02分発、21時05分発があります。

ところで、チケットは往復でも購入できますが、私は片道をオススメします。もしかしたらスゴイ気に入って、もっと長くいたくなるかもしれない。それに、オルヴィエートの駅で帰りの切符を購入する機会もできるからです。現地の人とのコミュニケーションを増やす。旅を思い出深くするコツのひとつです。ローマの駅とは違って、窓口もたった二つしかない田舎町の駅なら、試しに覚えたてのイタリア語で聞いてみたりしても、後ろに人が並んでない限り、面白がって相手をしてくれる可能性大です。

さて、無事チケットを購入したら、乗る前に忘れちゃいけないのが「バリデイト」です。 駅に改札はありません。ホームにある黄色い機械(写真右)にチケットを差し込んで、「ガチャン」と日付と時間を印字してから乗車です。車内で一応チケットのチェックの人が来るので、忘れないように。

車体に「2」と表示があるものが2等車。ちなみにオルヴィエートは進行方向左側に見えてきます。 また、発車の合図も「次はオルヴィエートです」などという車内放送はないので、 乗り遅れたり、いや、降り損ねたりすることのないよう、駅舎の看板をよくチェックしてくださいね。

【関連リンク】 イタリア国鉄の時刻表
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