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脱マンハッタン!アートを楽しむNY(3ページ目)

今注目のエリアDUMBOには、ギャラリーやアトリエがいっぱい! NYのアートシーンは、今やマンハッタンだけでは語れません。

小松 優美

執筆者:小松 優美

ニューヨークガイド

DUMBOのシンボル的スポット

窓のモチーフが特徴的なタバコ・ウェアハウス。
石畳のストリートが交差し、インダストリアルな建物が並ぶこの界隈。その象徴ともいえる建物が「タバコ・ウェアハウス」。1870年代にタバコの関税所として建設され、1998年の取り壊しを免れた後も保存されているのですよ。オープンエアのスペースは、DUMBOで行われるコンサートやイベントでは欠かすことができません。空を仰ぎ見ると眼前に迫るマンハッタン橋との組み合わせは、思わずカメラを構えたくなるのでは?

これでオフィススペースもきちんとあるのだから、驚きです。
そしてもう一つは、「パワーハウス・アリーナ」。2007年10月にオープンしたこちらは、前衛的なアートブックで出版業界に話題を巻き起こしているパワーハウス・ブックスのオフィス/ギャラリー/ショップ/イベントスペース。その広大な空間には、ファッションからドキュメンタリーまで、インディペンデント精神に富んだ展示がされています。DJが入るパーティーともなると、その様相は日本の“オフィス”という概念を超越したものに。

キュレーターは、マグナムやNYタイムズで活躍するフォトグラファーたち。
この二つの建物以外にも、街の歴史と現在のアートシーンを感じさせる場所がそこかしこに。5月14日から18日まで開催される「ニューヨーク・フォト・フェスティバル(New York Photo Festival」は、世界のコンテンポラリー写真作家たちの作品をこうしたDUMBOの象徴的建物で展示する予定です。開催中の来場者は毎年およそ10万人と、この時期はNYの中でも特にDUMBOに注目が集まります。

6月からは映画上映、フリーコンサート、ファミリーイベント……とエキサイティングな催し物が目白押し。イベントが必ず開催されている週末に訪れることをオススメします!

<関連リンク>
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