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公立の小学校で日本語を教える先生~前編(2ページ目)

公立の小学校で日本語を教えている一美先生にインタビュー。教師の今はもちろん、交換留学や日本語教師のアシスタントについの経験も。

執筆者:溝口 弘恵

アメリカで日本語教師のアシスタント

ガイド:
どうすれば交換留学できるのですか?

一美さん:
誰でも申し込めます。費用は当事者が払うか、奨学金で行きます。夏休みだけの留学と1年留学を選ぶことができます。ギブアンドテークみたいな形で、なるべくこちらもホストファミリーになるっていうのが条件です。応募資格・選考試験等の詳しい情報は。YFUのサイトへ。

ガイド:
では、一美さんの家族もアメリカ人の高校生のホストファミリーになったのですか? 日本語ばかりの家庭で、コミュニケーションはどうしたのですか?

一美さん:
たしかに英語は親も私も喋れなかったです。それでも、さすが親ってすごいですよね。無理やり通じさせる力があったんですよ。オクラホマからきている留学生と、身ぶり手ぶりで会話して、ちゃんと通じてるんです(笑)。北海道の修学旅行に、留学生も連れていきました。もちろん友達も身ぶり手ぶりで会話して、仲良くしていました。

ガイド:
今の学校へ勤めるのに就職活動などされたのですか?

一美さん:
大学のときに日米センターが行ったプログラムJALEXに参加して、今の学校Maloney Interdistrict Magnet Schoolに派遣されたんです。そこで1年間、日本語教師のアシスタントを勤めました。それがきっかけで3年後、正式に雇っていただきました。

現在、日本語教師は私とジェシカという女性2人だけです。ジェシカは、全米日本語教師会のプレジデントを勤めたこともあり、コネチカット州のベストティーチャーとして、アワード(the Milken Family Foundation National Educator Award 2002)をもらった経験もある優秀な先生です。


【インタビューの途中で】
うちの3歳の長男デニスと同い年の友達どちらも、私が彼女にインタビューしてるうち、すぐに親しみをおぼえてるようだった。さすが子供のあつかいはプロ。いつの間にかデニスは、一美さんのことを先生と呼んでいた。

<中編>では、実際どういう風に日本語教育を進めているのか、教師として楽しい面やご苦労なども語っていただきます。

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