ひとくちにニューヨーク在住といっても、お仕事や夫婦関係など、その生活ぶりは実にさまざまです。今回は、2歳の男の子を育てながらも、NTTアメリカCEOのエグゼクティブ・アシスタントとしてバリバリと仕事をこなすミキ・ブラスカターさん(以下ミキさん)のインタビューをお送りします。
私にも2歳の息子がいるので、仕事と育児の両立という点でも、気になるインタビューとなりました。
結婚、出産、そして職場復帰
メイクも完璧! おしゃれなミキさん |
さすが化粧品をあつかっていた女性だけあって、ミキさんはメイクもヘアも完璧。ご夫婦とも背がスラリと高くて、まるでモデルさん夫婦のようでした。
ご主人とのおつきあいがきっかけで、NYに移住した彼女は、School of Visual Artsでさらにコンピューターアートを学び、日系のマーケティング代理店に就職して、結婚、出産したそうです。鏡に写った自分を見たとき、あまりにも育児に追われて、自分らしさが失われていたように感じ、職場復帰にふみきったといいます。
ガイド:
ミキさんはNTTアメリカCEOのエグゼクティブ・アシスタントとしてお勤めしているとのことですが、どうやってこの仕事を選んだのですか?
ミキさん:
今の仕事は、出産後色んな条件を考慮して、今の私に何ができるか?という点で選びました。
ガイド:
ニューヨークは働くママや学生ママが多いので、ベビーシッターやデイケアなどが充実していますが、保育料はかなり高いですよね。ミキさんは、どちらにお子さんを預けているのですか?
ミキさん:
自宅から車で5分位の所にあるLes Enfants Montessori Schoolに朝8時半から夕方5時半まで預けています(※関連リンク(英語):Les Enfants Montessori School Queens SBDC)。
ガイド:
モンテッソーリというと……
ミキさん:
はい。日本でも最近知られてきたのですが、モンテッソーリ教育っていうのがありまして。プラスティックのおもちゃをまったく使わず、手作りのおもちゃや自然素材の教材で、五感を育てる、というものなんです。クラス分けもその子供の成長に合わせて、年齢では分かれていません。
……というのは(モンテッソーリ教育のためにこの保育園にしたというのは)実は建前です(笑)。家の近所で、フルタイムで、一番まともなデイケアだから、という理由で選びました。授業料も月1,000ドルと、NYCの私立水準では安めですし。うちの子は走り回り系なので、友達と遊べるのが楽しいみたいです。喜んで通ってますよ。
次のページでは、育児、家事と仕事の両立、ミキさん流の家事の手抜き方法について聞いてみました。