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セントパトリックデー・パレードに先がけて郊外にて セントパトリックデー・パレード

今回NYで244回目をむかえる世界最大のアイリッシュパレード。3月17日にマンハッタンで行われるパレードに先がけ郊外で。

執筆者:溝口 弘恵


バグパイプで演奏される曲もいろいろ
民族衣装のスカートにもバリエーションがある

世界最大のアイリッシュパレード

3月17日に毎年NYで行われるThe Saint Patrick's Day Parade(セントパトリックデー・パレード)
は、今回244回目をむかえる。パレードは午前11時に5番街44STから出発して、86STまで北上、そこから東側3アベニューへと進む。3時半ごろには終わる。

同パレードは、アイルランドの守護聖人、セント・パトリックスを祝う行事なのだが、NYでは1762年から行われていて最も歴史あり、今では、なんと15万人以上の人々が各地からパレードに参加している。見物している人は、200万人以上にのぼるという世界で一番大きなアイリッシュのパレードだ。

NY郊外でも各地でパレードが行われている

それに先がけてNY郊外のホワイトプレーンズでは、3月12日にパレードが行われた。緑が、このお祭りのトレードマーク。参加者も見物客もどこかに緑のものを身に着ける。緑の帽子だったり、緑のスカーフだったり、上から下まで緑づくめの人もいたり。

パレードでは、さまざまな団体のバグパイプを抱えたバンドがねり歩く。高齢なお爺さんまでもが、民族衣装のスカートをはいている。彼らは、まだまだ春がきたばかりで肌寒いだろうが、スカートからチラリとのぞくゴツゴツした脚を見ている方も、ある意味サムい。とはいえ、バグパイプの音色は心癒されるものなので、一度は見ておくべきだ。

ホワイトプレーンズでのパレードでは、郊外だからか、ついでにブラックのマーチングバンドも出てきてドラムをかきならし、チアガールがダンス!しかもチャイニーズの獅子舞がトリだった。

そもそもが酒好きなアイリッシュ。マンハッタンでのパレードの日は、バーも緑に染まって、夜中までバーはにぎやかだ。観光できたなら、この日は酔っ払いが多いので気をつけよう。
見物してる人も一番熱くなったブラックのマーチングバンド



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