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SAPができたからNYで働くことができた 特殊なシステムのキャリア~前編(3ページ目)

今回、私が勤めていた住商コンピューターの同僚にインタビューした。彼女は人目をはばからず男性と待ち合わせ、セックス&ザ・シティーを地でいくような女性だと思っていたのだが・・・。

執筆者:溝口 弘恵

●クィーンズイングリッシュの苦悩

「ビザを取るならロンドンの大使館で!って、いうくらいあっさり取れたんですよE-2ビザ。だって申請してから2日後にはスタンプをもらったんだもの。Eビザの条件の一つに、同じ職種に長く従事していることとあるのですが、それはシステムの仕事に9年間従事していたおかげです。

ビザを取得後、すぐに学校をやめてニューヨークへ移住して、働き始めました。

ロンドンからニューヨークへ来ると、まず英語がわからなくて大変だったんです。ロンドンのアクセントに慣れてしまっていると、グランドセントラル駅MTA で案内やってる黒人のおばちゃんが話す英語とか、さっぱりわからない(笑)。

住商コンピューターに入った当初は、知人もいないし、仕事もたいして面白くなくて、落ち込んでました。ニューヨーク暮らしの方も、ロンドンから直に来ちゃったせいか、ヨーロピアンに比べるとニューヨーカーの粗が見えちゃって・・・。

ニューヨーカーって、みんな不親切だし、自己主張がはっきりしてるせいか大声でいつも文句いってるし、電車に乗るのだって、人を押しのけて我先にって人がたくさんいる。ロンドンにはいなかったタイプの人が多いんです。」


あっ、それって、私がニューヨークから日本に帰ると、日本人の粗が見えるのと同じかも。駅などで、オヤジがカバンごとぶつかってきても謝らないし。オバチャンたちが人を押しのけてバスに我先に乗ったり。席も譲りあいっていうより、奪いあいだし。

アメリカでは人とすれ違うときにさえエクスキューズミーの言葉を欠かさない。とはいえ、たまに「どけよ!」ってドスのきいたアクセントのエクスキューズミーがあったりしてムカつくけど。

さてさて特殊なシステムのキャリア<後編>は、出会い系サイトで運命の人を得たヤビーが語る!



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