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SAPができたからNYで働くことができた 特殊なシステムのキャリア~前編

今回、私が勤めていた住商コンピューターの同僚にインタビューした。彼女は人目をはばからず男性と待ち合わせ、セックス&ザ・シティーを地でいくような女性だと思っていたのだが・・・。

執筆者:溝口 弘恵


今回、はじめて私が住商コンピューターで働いていた頃に同僚だった、現在も友人のヤビー(ニックネーム・本名はヤブヨシエさん)にインタビューした。彼女は東京、ロンドン、ニューヨークとコンサルタントやシステムエンジニアとして渡り歩いてきた。
インタビューのはずが、ついつい会社の愚痴になってしまったぞ

結果的に、彼女がニューヨークで働くことができたのはSAPという特殊なシステムを使えるというキャリアがあったからに他ならない。ヤビーは飲み会でもノリノリなお笑いキャラ。そんな彼女にここまでのハングリー精神があったとは知る由もなかった。

1999年に数年間勤務していたSAPジャパンを退職、キャリアアップを目指してカリフォルニアへ。語学習得からビジネスコースそしてインターンシップまでがパッケージになってるプログラムに参加した。学習の期間はよかったが、インターンで勤めた会社で・・・。

●インターンシップでさえ仕事探しは大変

大学はカリフォルニアのUCデービスで1999年の8月から語学学校とビジネスコースに通いました。その後のインターンシップはなかなか見つからなくて、インターンシップの会社がようやく見つかったと思ったら、そこはNon Profit Organization(非営利団体)だったんです。

働いてみると、たいして得ることもなくて退屈で。そのうち働いてもお金がもらえないなんていう、タダ働きにも腹が立ってきて。仕事を探し始めたんです。インテレッセという日系のジョブ・エージェンシーへ登録に行ったりもしました。

それでも他に仕事もみつからないし、思いつきだったんですが、ロンドンに行こう!って、渡米から8ヶ月後に脱出しました。だいたいアメリカは嫌いなんですよ。なにが嫌いかって、自分が一番正しいんだっていうアメリカ人の傲慢さとか。第一に、大統領のブッシュが大嫌い。彼はその傲慢なアメリカ人の象徴みたいなものだと思うし。」


自分探しのためにも、いざロンドンへ!と、ヤビーはロンドンへ移住、日本語教師養成の学校へ通い始めたのだった。さてさてロンドンは気に入ったのかな?
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