●実際のトレーニングの雰囲気は?
「キッチンのある教室もあって料理学校みたいな雰囲気と、アメリカの大学のゼミみたいな雰囲気の両方を持ってます。全寮制の学校で、学費は一つのレベルで約4000ドル強、宿泊費や食費も含まれています。三食すべて最高のオーガニック食材を使ったマクロビオティックの料理が食べられます。まさしく自分のダイエットにもなります。」
彼女は、同じくクシ・インスティテュートで学んでいる中国人のHai En Maiさん(現在はアメリカに移住している)という友人を連れてきていた。もちろん会話は英語。招かれたお宅では、Hai Enさんもキッチンで普通に料理してて、なんだか高級中華料理のレストランの厨房みたく、馴染んでいた。
ところでベジタリアンな男性は性欲が減退するED(勃起障害)やインポが多いなんていう人もいるけど、本当?お坊さんが精進料理を食べるのも、性欲をなくすためだって説もあるし。
Hai Enさんによると、ベジタリアンは「とにかく野菜しか食べない」というポリシーだが、マクロビオティックは必要な栄養をバランスよく摂取することに留意して食材や調理法を選択する。だから、肉食からでなくても、穀物、豆、野菜から十分にタンパク質だって取り入れることができるそうだ。
そもそも仏教ではネギ・ニラ・ニンニク・アサツキ・ラッキョウのいかにも精力のつきそうな野菜を禁じたという。野菜からも性欲を呼び覚ますものがあるってわけなのだ。マクロビオティックでは、そうした野菜も取り入れられているから、問題ないってとこか?
リサーチしてみると、インポテンツになる精神的な問題はさておき、肉体的には血行障害にあるとか。コレステロールのたまった血管がその原因になるわけで、それは食事にも大いに関係してる。
つまり、マクロビオティックの食生活を実践すれば肥満防止にも、コレステロール値を下げることにもなるわけで、逆にインポにも改善の効果ありってこと。マクロビオティックな食生活で高価な精力剤バイアグラともおさらばかも。