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もはや駐妻とは呼ばせない!ビジネスウーマン NYで働く駐在員の妻<後編>

駐在員の妻でありながら、ニューヨークでキッチン用品をプロデュースしている会社OXO(オクソー・インターナショナル)で仕事をはじめた女性にインタビューの後編。

執筆者:溝口 弘恵


NYで働く駐在員の妻<前編>に続き駐在員の妻でありながら、ニューヨークでキッチン用品をプロデュースしている会社OXO(オクソー・インターナショナル)で仕事をはじめた福山紫乃さんのインタビュー。今回は、OXOのビジネスにおけるコンセプトや、実際にアメリカ企業で働いてみて、日系企業で働くこととの違いについて語ってもらった。

お箸を持つ国である日本は、お玉の握り方も違う

紫乃さんが実際にお玉を握って見せてくれた。アメリカ人はガバッと、片手で握るようにグリップするけど、日本人は、お箸を持つような要領で、人差し指と中指ではさんで親指を添えるって形。それで、ちょっとアメリカのものより細身なグリップをデザインし、作ってるという。

オフィスの壁には、120種類ものさまざまな大きさや形の手袋がかけられている。これは、どんな手にもフィットする商品を作るというコンセプトを忘れないためだとか。社員は街に落ちている手袋を見つけると持ち帰って、オフィスの壁に貼り付けるのだそうだ。

「日本人は器用だから、菜ばしと包丁だけであまり今まで台所用品を使わなかった。だけど最近は、手間が省くためとか時間の節約になるからと、色々なキッチン用品を使う人が増えてきてるのよね。だから種類がふんだんなアメリカのツールも注目されてきたってわけ。」

そういえば、私もニンジンの皮をむく時など、ピーラーは必ず使う。母は未だに包丁の背でニンジンの皮をこすって取ったりしてるものなぁ~。ちなみに日本向けヒット商品のトップ1は野菜の水切り(OXOグッド・グリップス サラダスピナー)だそうだ。

今回、数種類のサンプルをいただいて帰ったが、アメリカでは入手困難な『味噌こし』をいただき助かっている。とっても持ちやすくて、使い心地よし!
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