「渡米後すぐにペンパルの家に数日泊めてもらって、女性専用の寮みたいなホテル、マーサワシントンに移った。よし!まずは職探しだって、ニューヨークタイムズを買って、インタビューのアポイントメントをとったの。あれっ、雪が降ってるぞ、アポは取ってるけど、どうやって行くんだ?ニューヨークって地下鉄に乗るんだったかな?って、ニューヨークに留まるつもりじゃなかったから、そこから始まった(笑)。
それでも2つ職が見つかった。一つは、アメリカ人に日本語を教える仕事、もう一つは、ニューヨーク郊外で学生やりながら、アメリカ人の家に住み込みで1人の子供を面倒見るベビーシッター。楽しかったわよ当時は、若くて夢もあったし。
でもそのうち私は、日本語を教えるためにアメリカに来たんじゃないって思い始めて、私が日本語を教えてた女性はエイボン(化粧品会社)の重役だったし、『通訳でも翻訳でもいいから、エイボンの仕事を回して』って頼んでみた。そうしたら彼女も『そうね、あなた語学力ありそうだから』って。それからエイボンの仕事はもとより、日本の大手電器メーカーの重役のための翻訳や、日本の銀行員のツアーの随行などで働いて生計をたててた。」
即行動し、何にでもチャレンジする大胆なユキちゃんの波乱万丈な人生は続く。この後、日本から来ている駐在員と、できちゃった結婚してしまうのだった。
1月10日掲載予定の「日本人キャリアウーマン<後編>」へ続きます、お楽しみに!
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