昔のドラマ「ニューヨーク恋物語」で桜田淳子さんが演じたウォールストリートで働くキャリアウーマンや、1999年にNHKのドラマ「レガッタ国際金融戦争」 で浅野温子さんが演じた、同じくウォールストリートで働くキャリアウーマン。かっちりしたスーツ姿でアメリカのVIPを相手にビジネス。高級なアパートに一人暮らし。そんなキャリアウーマンなんて、ドラマの世界だけだと、私の周囲にいなかったせいか、そう思い込んでいた。
ところが最近、酒を飲む機会があるたびに集まる友人の中にキャリアウーマンが紛れていることに気づいた。その名は斉藤ゆきさん。ゆきさんというと、他人行儀になってしまうので、友人ってことで、あえてユキちゃんと記させてもらう。彼女は誰もが憧れる正真正銘、ウォールストリートで働くキャリアウーマンであり、もちろん稼ぎもいい。
ビジネスではキリリとしているものの、普段は江戸っ子な竹を割ったような性格で、気さくな人だ。今回は、彼女が渡米してから、ファイナンシャルアドバイザーとして独立するまでをインタビューした。