「ほんとにビストロですか?」
春の新店ラッシュが続いている札幌。その一軒、「BISTRO VENTER」(ビストロ ヴァンテール)にお邪魔しました。こちらは5月初旬のオープン。
店名にはビストロとあるのに、店内のゆったりとして品のある雰囲気といい、スウェードのイスといい、カトラリー(ちなみに、すべてクリストフルっ!)に大きなセラーといい、「ビストロ…ですよね?」と聞き返してしまうほど、そこはレストラン然としているのです。

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▲お宝ワインも眠るワインセラー。寝かせず、立てて置いてあるので、エチケットを眺めて目の保養を


でも、メニューを見て、お料理を食べて、ビストロを謳う理由がなんとなくわかってきました。

メニューには、「パテ」「ブーダン・ノワール(豚の血の腸詰め)」「アンドゥイエット(内臓系の腸詰め)」「クネル(魚系のすり身焼き)」など、嬉しくなるようなガシッとしたクラシックな料理が並んでいます。あ、内臓系が苦手な方は、それ以外にも魅力的な料理がありますので、ご安心を。あえて北海道産を出していませんが、素材はさりげなく北海道産にこだわっています。これからの季節、黒板メニューでいろいろと登場するとのこと。

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▲熱々で登場するブーダン・ノワール。クセが強くないので、食わず嫌いの方はお試しを


料理はどれもポーションが大きい。フランス並み! ふたりで3皿を取り分けて満足満腹です。取り分けは優雅な所作にうっとりの清水支配人がサービスしてくれます。しかも、サービス料込み。あとから何%か加算され、エッ?と驚くことはありません。

設え、サービス、味のクオリティはレストラン。でも、価格や雰囲気に安心感のある点はビストロ…という感じでしょうか。レストランとビストロのいいとこ取り。そんな印象のお店です。

ちょうど「エスクァイア」6月号で、”モア・ザン(more than)・ビストロ”という特集をしていましたが、まさにそんな感じでしょうか。

さ、ここからは怒涛の料理画像をどうぞ。

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▲清水支配人が手にしているのは、大根ではありません(笑)。フォアグラです


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▲目の前でスライスしてくれるフォアグラがたっぷり!の「サラド・ガストロノミ」。めちゃめちゃリッチな合鴨のサラダです


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▲すでに看板料理になっているという「タラバガニと北の鮮魚のクネル サラマンジェ風」。クネルとは、魚肉に小麦粉と卵黄をバターを練り合わせ、さっとゆで、オーブンで焼いたもの。ヴァンテールではタラ、タラバガニ、ホタテ、甘エビなどを贅沢に使っています。食感はふわっふわぁ♪ 甲殻類の旨みがガシッときいたソースのおいしいこと! ”サラマンジェ風”は東京・虎ノ門「サラマンジェ・ド・イザシ・ワキサカ」のこと。ヴァンテール・金田シェフがワキサカさんで学んだ一品なのだとか。
AllAboutフレンチガイド嶋さんによる渾身の「サラマンジェ」リポートはこちら


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▲北海道産仔羊のローストとグリル。この日は滝川産でした


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▲あまりにおいしそうなので、寄ってみました。網状の焼き跡のグリルと、塊で焼くローストの2種類の焼き方で楽しめます


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▲デザートです。懐かしい「サヴァラン」。これもやはり食べ応えありっ。ブリオッシュにたっぷり洋酒を染み込ませ、ラムレーズンのアイスをどんっ!


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▲美しいサービスで魅了する清水支配人。もっとはっきり顔を見たい方は、ぜひご来店を
【DATA】
BISTRO VENTER(ビストロ ヴァンテール)

札幌市中央区南3西2 KT三条ビル1階(都通り沿い)
TEL 011-232-2022
12:00~14:00(LO)
18:00~21:30(LO)
日曜定休

仕込みがとても大変な「クネル」を楽しめるランチも1日限定10食でやっています。
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