知床・阿寒の観光・旅行/知床・阿寒のおすすめスポット

一度は行ってみたい世界遺産の知床半島へ!(2ページ目)

2005年に「世界自然遺産」への登録が確実視されている知床半島。原始の北海道を彷彿させる深く豊かな自然が残されている貴重なエリア。今もっとも行ってみたい旅先の楽しみ方をリポートしますよ。

執筆者:小西 由稀

知床の楽しみ方その1
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海から眺める知床半島の断崖絶壁
海から眺める

知床には1500m級の山々が連なる知床連山がそびえ、半島全体が山でできているような地形。平地はごくわずか。斜里町側は100mの断崖がずーっと続いていて、人を寄せ付けない険しさ。車で行ける範囲は限られています。

そんな独特の地形を眺めるなら、船が一番。揺れの少ない大型船もありますが、小回りがきいて岸に近づけるクルーザーがおすすめです。

海風がいい気持ち! 知床の海は、知床ブルーと呼ばれる深い青が印象的。夏は穏やかなので、揺れが少ないそうです。

クルーザーからは、連続する断崖絶壁の迫力を目の当たりにできます。この険しい断崖は、海底火山の噴出によってできたもの。流氷によってできた大きな穴、複雑に入り組んだ入江など、自然の威力と悠久の時間を感じます。象やコケシに似た奇岩、岩から染み出る滝、そこにかかる虹、海鳥たちのコロニーなど、見どころ満載。

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ほら見て!ヒグマが!
山の神・ヒグマにも会えました! 見えます?この画像。食物連鎖の頂点に位置するヒグマは、知床全域に生息しています。陸上で会うと怖いと思いますが、海を隔てていると、人間もクマも余裕を持っていられるのがいいかも。

私は約1時間の硫黄山コースに乗りましたが、時間がある方は半島の先端まで行く知床岬コースをぜひ。知床岬は一般の人が行ける陸路がないため、航路から眺めるしかないんですよね。
※おすすめの観光船は下記を参照ください。

知床の楽しみ方その2
森を歩く

知床の魅力をより深く体感するには、ネイチャーガイドと一緒に森を歩くことをおすすめします。知床の森には知床五湖、フレペの滝など散策コースがありますが、やはり知識がないと、「わっキレイ」だけで終わっちゃうんですよ。それに、野生と日常が共存する知床は、訪ねる我々のマナーや意識が大切。自然と旅人を媒介するネイチャーガイドは、より深い魅力に気づかせてくれるだけではなく、自然との接し方も教えてくれます。

フレペの滝
フレペの滝は、断崖から地下水が海に注ぎ込む不思議な滝。滝までは森を抜け、自然草地を進みますが、開放感たっぷりで気持ちの良い散策路。振り向くと知床連山の絶景に出会えます。私はこのコースで、数十センチ先でシカを見ました!笹の新芽を食べるムギュムギュという音が、静かな森に響いていました。

知床五湖
原生林の中に静かに湧き出る知床五湖は、神様が手をついた跡とも呼ばれる神秘的な5つの湖。原生林の不思議、動物たちの痕跡など、五感で知床の奥深さを満喫できるコース。

*知床を楽しむサイト集*
  • ゴジラ岩観光
    船長さんの話が面白い小型観光船
  • SHINRA(知床ナチュラリスト協会)
    チャーミングなネイチャーガイドが知床の自然をご案内。
  • 知床自然センター
    知床の自然情報はここから。
  • radio KISAR on the WEB
    知床から世界に向けてエコ情報を発信するインターネット放送局。
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