知床・阿寒の観光・旅行/知床・阿寒のおすすめスポット

一度は行ってみたい世界遺産の知床半島へ!(3ページ目)

2005年に「世界自然遺産」への登録が確実視されている知床半島。原始の北海道を彷彿させる深く豊かな自然が残されている貴重なエリア。今もっとも行ってみたい旅先の楽しみ方をリポートしますよ。

執筆者:小西 由稀


知床で必食のブドウエビ

知床半島の東側にある羅臼町は、魚種が豊富な好漁場。市場評価が高く、羅臼ブランドは高値で取引されています。

そんな羅臼で出会ったのが「ブドウエビ」。その名の通り、巨峰っぽい濃いワインレッド色をした大型のエビ。ボタンエビ以上に深い色が目を引きます。お腹には卵もたっぷり。夏場のみ漁がありますが、漁獲量が少なく、高値が付いています。


浜の関係者が贔屓にする「いさみ寿し」では、漁期のみ寿司ネタで提供しています。これが甘みが強くて美味しい! 普通エビは締めて少し置くことで甘みを出しますが、このブドウエビは、締めたばかりでも十分に甘い。いさみ寿しでは、卵とミソを軍艦巻にして出してくれます。食感とコクを楽しめますよ。1個500~1000円(その日の仕入れで変動)で、赤字覚悟のサービス品。

このほか、知床にぎり(3000円)では、メンメ(キンキのこと)の握りなど、羅臼産のネタ11個を味わえるお得なセットも。

いさみ寿し
羅臼町富士見いこいビル1F|TEL01538・7・2148
16時30分~24時(8月1日~お盆は11時30分~23時)|火曜不定休

知床で必食のハモ丼

もう1つ、羅臼町でどーしても食べたかったのが、「ハモ丼」。ハモといっても、関西や九州で夏場に梅肉と食べるあのハモ(鱧)ではなく、羅臼のハモはカラスハモ、クロハモとも呼ばれるイラコアナゴ。深海に住むかなり太めなアナゴで、ご覧のようにグロテスク。地元ではなぜか「ハモ」と呼ばれているそうです。

ウナギの蒲焼きのようなハモ丼は、これがなかなか美味。肉厚で脂もたっぷり。醤油ベースのすっきりしたタレも、良く合っていました。たべ処「いわみ」で通年、提供しています。市場では流通しない魚なので、ぜひ! 

たべ処「いわみ」
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