最も燃油価格が乱高下した2008年
ガイドがドイツを訪れた2008年7月が燃油価格&円安のピークでした。(写真はフランクフルト市内) |
ガイドも2008年7月に取材でドイツとエジプトの2カ国を訪れましたが、この時はユーロも170円台に突入という状況で、燃油サーチャージ&為替の影響で今後数年間は海外旅行離れが続くものと思われました。しかし8月に入り、ゆるやかではありますが、シンガポールケロシン価格に下落の傾向が見え始め、10月に入ると下落幅が大きくなり、2008年大晦日には、2008年最安値となる53.9USドルまで下落しました。
その後も若干上昇したものの、2月に入りまた下がり、2009年2月18日現在で50USドルになっており、最高値である2008年7月に比べると70%も下がっていることになります。
早ければ2009年7月にも燃油サーチャージが廃止?
日系航空会社(JAL・ANA)では、基準となる3ヶ月間の燃油サーチャージが60USドルを下回った場合に、燃油サーチャージが廃止されることが明示されており、海外の航空会社の多くも同様の形をとっております。現在(2009年2月18日時点)、シンガポールケロシンの市況価格は50USドルとなってますが、2009年4月末まで60USドル以下で推移すれば、2009年2月~3ヶ月間平均が60USドルを下回り、2009年7月1日発券分(購入分)以降の燃油サーチャージが廃止されることになります。利用者としては、このままの水準で推移して欲しいと願うばかりです。
今年の夏は燃油サーチャージをあまり気にせずに旅行の計画ができそうです。(写真はエジプト・ギザ地区のピラミッド。カイロ空港から1時間弱でピラミッドが目の前に大きく広がります) |
【関連リンク】
航空燃油価格(シンガポールケロシン)の推移(米国エネルギー省ホームページより)
※表示されている金額に0.42倍をすると、燃油サーチャージ額を決定する基準となる1ガロンあたりの燃油価格となります。
ANA国際線 燃油特別付加運賃/航空保険特別料金
JAL国際線「燃油特別付加運賃」「航空保険特別料金」のご案内
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