航空券/航空券の基本情報

液体物の免税品、乗り継ぎの場合は特に注意

国際線利用の際に、液体物の機内持ち込みが制限されてますが、日本の空港では制限エリア内の免税店で一定の条件で購入することが可能です。特に乗り継ぎがある人は必見です。

執筆者:鳥海 高太朗

narita nakamise
2006年にオープンした成田空港第1ターミナル南ウイングの免税店モール「narita nakamise」
国際線では、透明の袋に入れた一定量以上の液体物(100ミリリットル以下の容器に入った液体物に限る)の機内持ち込みが制限されておりますが、日本の空港や海外へ向かう機内でのアルコール類や液体物を含む化粧品などの免税品の購入はどうするべきなのか?状況別にまとめました。特に乗り継ぎ便を利用する予定の人は必見です。

対象となる液体物、ジェル、エアゾール類の定義とは、飲料類、クリーム・ローション・オイル類、香水、スプレー、シャンプー類、シェービングフォーム、防臭剤等のエアゾール類、歯磨き粉等の練り状物、半固形物などとなります。


目的地までの直行便なら購入はOK

ナリタ5番街
2007年にオープンした成田空港第2ターミナルの免税店モール「ナリタ5番街」
日本から海外の目的地まで乗り換えなしのノンストップ便を利用する場合には、成田空港をはじめとした日本の空港、機内の免税品販売で液体物やクリームなどの購入が可能です。

その場合に注意が必要なのが帰国便往路で購入した液体物の機内持ち込みは、帰国の際には必ず預ける荷物の中に入れる必要があります。預けないと現地の空港で没収されてしまいます。特にワインをはじめ、割れ物の場合は梱包をしっかりしてから預けるようにしましょう。


乗り継ぎ便利用時は原則購入不可

免税品
成田空港では免税店ショッピングを海外旅行の1つの楽しみにしている人が増えています
乗り継ぎ便がある場合、乗り継ぎ先の便では空港の外に出なくても、日本の空港の免税店や機内免税品で購入した商品は制限エリア外で購入した商品と同等に扱われることから原則、液体物の免税品の購入はできません

但し、乗り継ぎ地や利用する航空会社によってもルールが異なるので(特にヨーロッパ線ではヨーロッパ系の航空会社の機内での免税品販売で購入した液体物は乗り継ぎがあっても、最終目的地まで開封しないことを条件にOKな場合もある)、利用する航空会社に確認されることをおすすめします。なお、アメリカ線については次のページで詳しく説明したいと思います。

日本の空港の中でも、特に成田空港の免税店が近年拡張され、商品も充実していることから、早めに空港に到着してショッピングを楽しむ人が増えてますが、成田などの日本の空港にて免税ショッピングを楽しみたい人は、ノンストップ便を利用することをおすすめします。


次のページでは最初の到着地で税関検査があるアメリカ便及びどうしても購入したい場合の方法について取り上げます。
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