航空券/航空券関連情報

僅か2万円弱でファーストクラスシート体験(2ページ目)

一生に一度は乗ってみたいファーストクラス。日本=欧米線で往復100万円以上のファーストクラスが、ANA国内線の成田=伊丹線「スーパーシートプレミアム」でシート体験ができます。

執筆者:鳥海 高太朗

チェックインは専用カウンターで

成田空港国内線チェックインカウンター
成田空港第1ターミナル南ウイング1階の国内線チェックインカウンター
まず空港に到着したらチェックイン。成田・伊丹の両空港共に「スーパーシートプレミアム」利用者は専用のチェックインカウンターが利用できます(但し伊丹空港発で成田空港にて国際線に乗り継ぐ場合には国際線乗り継ぎカウンターでの手続きになります)。混雑知らずでスムーズな手続きが可能です。

次のページで紹介する「スーパーシートプレミアム運賃」「スーパーシートプレミアム特割」航空券では、2006年9月にサービスが開始され、ガイド記事でも取り上げた搭乗券の受け取りが不要な「スキップサービス」が伊丹空港発で利用できます。成田空港発では2007年1月現在「スキップサービス」のサービスが開始されておりません。


水平飛行の時間は約30分

伊丹発成田行き朝食例
伊丹発成田行きでは軽食サービスがあります。写真の軽食は2006年11月のものです。(写真提供:アッパークラス体験記
ガイドが過去に利用した時のお話(成田発伊丹行き)を少ししたいと思います。チェックインを済ませ、保安検査を済ませ搭乗口へ。「スーパーシートプレミアム」利用者は一般席に先駆け優先搭乗ができます。そしてプライベート空間が確保されている横幅87センチのファーストクラスシートに着席。着席すると、普段見慣れないシート機能、シートテレビの大きさなどに驚かされます。残念ながらシートテレビサービスやシート電源は利用できませんが、座席のリクライニングは水平飛行後に利用できます。

あっという間に出発の時間を迎え、成田を離陸した飛行機は、一路大阪の伊丹空港へ向けて上昇。シートベルトサイン消灯もしくは機内アナウンスでリクライニングが可能になります。ファーストクラスの最大の特長であるフルフラット状態にして、ファーストクラス気分を満喫。ビジネスクラス(ANA「New Style,CLUB ANA」)のシートでは若干斜めに傾斜をしてますが、ファーストクラスシートでは完全なフラットシート。さすがファーストクラス!と感激する瞬間です。

水平飛行の時間は約30分。機内サービスでは、成田発伊丹行きでは茶菓、伊丹発成田行きでは朝食が提供される他、アルコール類も楽しむことができます。普段は出来る限り早く目的地に到着して欲しいと思うものですが、この時ばかりは、できるだけ長く飛んでいて欲しいと思ってしまいます。楽しい時間はあっという間で、成田を離陸して約1時間後、夜の伊丹空港に着陸。夢物語は終わりを迎えます。


次のページでは、どんな運賃で利用できるのかを紹介します。
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