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これがANAの成田新ターミナルだ!(2ページ目)

2006年6月2日(金)オープン。ANAをはじめ、航空連合「スター アライアンス」加盟航空会社が集結する、成田空港第1ターミナル南ウイングの内覧会の様子をレポート。「ANAラウンジ」には、和室も用意されています。

執筆者:鳥海 高太朗

これが完成間近のANAラウンジ

ANAラウンジ入口
第5サテライトの「ANAラウンジ」。入って右がファーストクラス用、左がビジネスクラス用のラウンジです。
ターミナルオープンで注目を集めているのが、ANAプロデュースのラウンジ 「ANAラウンジ」です。ANAをはじめ、「スター アライアンス」加盟航空会社のファーストクラス、ビジネスクラス、「スター アライアンス」ゴールド会員、ANAグループがハンドリング(地上業務)を行う南ウイングを使用する航空会社のファーストクラス、ビジネスクラス利用者も利用できます。

「ANAラウンジ」は、第4サテライト、第5サテライトのそれぞれに設置されます。どちらも3,000平方メートル級の広いラウンジで、現在の第2ターミナルのラウンジに比べ、広さが2.2倍、座席数は1.3倍になります。また、同じ南ウイングには、ユナイテッド航空の「ファースト・インターナショナル・ラウンジ(ファーストクラス用)」、「レッド・カーペット・クラブ」のラウンジも第3サテライトにあり、こちらを利用することも可能です。


ANAラウンジビジネスクラス用
ビジネスクラス、「スター アライアンス」ゴールド会員用「ANAラウンジ」。まだ照明などの工事が終わっていません。
今回の内覧会では、第5サテライトの「ANAラウンジ」を見学させていただきました。第5サテライトのラウンジは、出国審査を終えて、免税店やフードコートなどがある3階フロアから、ラウンジ用のエスカレーターで4階に上がった正面がラウンジの入り口になります。

ラウンジに入ると、右側がファーストクラス利用者とANAマイレージクラブの最上級資格「ダイヤモンド」会員のみが利用できる「ANAラウンジ FIRST」、左側がビジネスクラス利用者と「スター アライアンス」ゴールド会員が利用できる「ANAラウンジ」に分かれます。


黒でまとめられているスタイリッシュなラウンジ

ANAラウンジファースト
ファーストクラスとANAマイレージクラブ「ダイヤモンド」会員が利用できる「ANAラウンジ FIRST」
「ANAラウンジ」では、ビジネスクラス向けラウンジのソファは白ですが、全体的にはスタイリッシュな黒でまとめられています。内覧会の時点では、照明設備やビジネスエリア、リラクゼーションエリアなどについては工事中で、完成形ではありませんが、現在のラウンジに比べて、ソファなどもゆったりとした配置になっています。

ドリンクコーナーはセルフサービスで、エスプレッソマシーンもあり、カプチーノやアイスカフェラテなども飲むことができます。ガイドが見学した際には、ラウンジ係がエスプレッソマシーンの使用方法についての指導を受けていました。

ノートパソコンなどで仕事をするための個人ブースの席も多く、無線LANも利用可能です。またマッサージチェアもあり、出発前のひとときをリラックスすることもできます。また愛煙家の為の喫煙ブースは、飛行機が見渡せる場所に設置されています。


ANAラウンジには、シャワールームをはじめ「Noodleコーナー」なども設置

ANAラウンジシャワー室
化粧室も完備で、十分なスペースが確保されているシャワールーム
「ANAラウンジ」には、ANAのラウンジとしては初めてのシャワールームが設置されました。全部で10ブース用意されています。特に夕方のフライトを利用する際で、オフィスなどから空港に直行で来た場合など、フライト前にシャワーを浴びて飛行機に乗ると気持ちの良いものです。フライトまでの時間がある場合はおすすめです。

更に、ANA運航便で、ファーストクラス、ビジネスクラス、ANAマイレージクラブ「ダイヤモンド」「プラチナ」、ANAスーパーフライヤーズカード会員は、成田到着時に利用できる到着ラウンジ(国内線出発ラウンジと兼用)のシャワーも利用できます。特に早朝便で到着した際には重宝すると思います。


ANAラウンジ和室
外国人に日本の文化に触れてもらう為の和室「JAPANESE ROOM」
今回のラウンジ見学で、まさにサプライズだったのが、和室「JAPANESE ROOM」です。外国人が日本の文化に触れることを目的に、数人で利用できる小さな和室です。和室「JAPANESE ROOM」の存在は、日本の航空会社らしく、日本式の「和」のおもてなしの心を感じることができる部屋になっています。その他にも、数人での会議が可能なミーティングルームも用意されています。

またラウンジ内には「Noodleコーナー」で、そばやうどんなどが食べられる他、お酒を楽しめる「SAKEバー」も設置されます。オープン後にレポートする予定です。

次のページでは、ガイドが感じた新ターミナルについてです。
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