わずかに残る乗り物ホテル
牧場の鉄路に静かにたたずむ「銀河鉄道」。 |
それは、岩手の草原の上の「サザンクロス行き銀河鉄道」。SLの引く3両(15室)の客車は、「まきばの銀河鉄道」と名付けられたSLホテル。
場所は、小岩井農場の中。静寂の闇に包まれ、満天の星空の下、宮沢賢治に思いを馳せることにしましょう。4月から11月上旬までの週末やお休み期間中のみの営業です(08年)。いまや日本に唯一残る「SLホテル」です。
20系ブルトレをそのまま使う関ロッジ。車内も3段カイコ棚ベッドが残る。(「海外の鉄道風景集」さんブログより) |
鉄道ファンなら涙しそうなこのホテル。この車両(客室)をいつまで残してくれるかが問題で、今のうちに泊まりにいってみることをおすすめします。原形をとどめた、貴重な日本最後の「ブルトレホテル」と思われます。しし鍋、キジ鍋など、鍋料理も楽しみです。
父島二見港に停泊する「おがさわら丸」。シーズン中には「ホテルシップ」として、停泊中にホテル代用となる。 |
・・・というように、日本には、乗り物ホテルがほとんどなくなってしまいました。わずかに残る乗り物ホテル体験をぜひ今のうちにしておくのはいかがでしょう!