旅館/宿・旅館関連情報

地域滞在プログラム「ステイタス」始動。

通過型観光ではなく、地域に一週間滞在して地元の人々や自然との交流を楽しむ、「自分探しの旅」をご紹介。

井門 隆夫

執筆者:井門 隆夫

旅館ガイド

森の香り
森の香りを嗅ぐと、どことなく少年少女時代を思い出してしまう。旅は、人生の原点を思い出させてくれる。

「忙しい生活の中で忘れてはいませんか。自分自身のこと。家族のこと。10年後どんな自分でいたいのか・・・」
旅行といえば、家族サービスという名の一泊温泉旅行か、海外ツアーに参加して「やっぱり日本がいいね」と言いながら帰ってくるか、もしかしてそんな体験ばかりだとしたら・・・。人生に大きな忘れ物をしたような気になってしまう時がないでしょうか。
そんな消費型の旅ではなく、「旅のなかで、人生のきっかけをみつけたい」という自己実現型の旅もあっていいはず。そう思う方々を対象とした「地域滞在プログラム」が、中小企業庁の後押しにより、全国5か所の市町村で始まりました。名付けて、長期滞在 地域コミュニティ参加プログラム「ステイタス」
退職後の“第二の住みか”をみつけたい団塊の世代の皆様が大きなターゲットですが、地域に浸かりたい方ならどなたでも参加OK。6泊7日、一か所に滞在し、地域の人々や自然と交流する一週間の旅。ご夫婦で、ご家族で。なんか、とっても、楽しそうですよ!

海の風
海の風は、遠い記憶のかなたにある胎内のにおい。人間の生まれ育ったふるさとのにおい。
参加のしかたは、簡単。地元の窓口でもある「地域コンシェルジュ」さんに申込み電話をして、参加OKの回答をいただきます。ただし、参加できる組数は限られており、あくまでも先着順です。
滞在先は、コテージや旅館や、はたまた教員住宅や空き民家まで様々。自炊や町中で食事をしながら、7日間滞在します。日中はといえば、なかなか味わえない旅のプログラムが盛りだくさん。例えば「朝のイカ売り体験」とか「馬小屋ボランティア」とか「海女小屋体験」とか。自分たちだけの修学旅行みたいですね。
その間、地域コンシェルジュさんが、過ごし方のアドバイスや地域の案内人の紹介をしてくれます。
このプログラムの背景には、地方自治体の生き残り策が垣間見えます。
地方では、人口流出が続き、税収は減る一方。そこで、定住は無理でも「交流」を促進し、都会の方に「第二のふるさと」を作って欲しいと願っているのです。最近では「マルチハビテーション」といって、都会と田舎で住居を二つ持ち、曜日や季節により「二地域居住」をする方々も増えています。そうした、スローライフ志向のある皆さんに、ぜひ地域の素晴らしさを知ってもらおうというのが、今回のプログラムの趣旨なのです。
6泊の宿泊費(食事なし)も、一棟20,000円から一人51,000円と、幅はあるものの、安い!
さて、それでは早速、受入れ地域となってくれている5地域をご紹介しましょう。
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