旅館の粋が満載の「おせち」
旅館の調理場にずらりと並んだおせち料理。仕込みと詰めていく作業はプロの技。(古窯の調理場) |
ご実家で迎えるお正月ならともかく、おせちは奥様にとってみれば、小さな悩みの種ですよね。あれって、買出しやお重に詰めるのが結構面倒・・・。
そんな時、「旅館のおせち」はいかがでしょう!
通販のように真空パック (これでは結局、詰めるのは同じ) ではなく、お重に入ったものがクール便で宅配されるので、手間が要りません。
それに、日本のそれぞれの地域や旅館の個性がつまっているので、まるで旅をしたような気分にさせてくれます。
そこで、旅館おせち初心者の皆様へのおすすめを二軒ご紹介しましょう。
まずは、山形県の名湯「かみのやま温泉」の名旅館「古窯」のおせち。
山形名物の「芋煮」や「あけび」をはじめ、きんとん、なますなどの定番も、丁寧に仕込まれて、三段重にぎっしりと詰まっています。ここの「なます」の紅白の「紅」は、人参ではなく「干し柿」なんですよね。
そして、山形牛を一頭買いしている古窯ならではの一品は、「牛の香味焼き」!
きっと、お正月から贅沢な気分に浸ることができるでしょう。予約受付(06年)は、12月20日まで。価格だって、送料込み23,000円。さあ、今年は、山形の香りをお正月の食卓に運びませんか。
「このわた」や「ごり甘露煮」など郷土性に富んだ加賀屋のおせち。 |
昨年のお正月は、私も頼んでみました。金箔が入っていたり(黒豆にかける)、金沢名物の“ごり”の甘露煮が入っていたり、石川県ならではのラインナップ。とりわけ、珍味中の珍味と評される「このわた」(なまこ卵巣の塩辛)も竹筒に入っており、これまた、お屠蘇に合って、正月から酔いがまわったのを覚えております。
こちらは、(06年は)12月25日まで。31,500円と少々お高く感じるかもしれませんが、贅沢な一品が盛りだくさんですので、たまには、雅な正月と洒落てみてはいかがでしょう!
さて、このほかにも、旅館のおせちは、まだまだたくさんあります。
皆さんの馴染みの旅館だって、おせちを作っていないでしょうか。
たまには、リッチに、「旅館のおせち」で一年の始まりを飾りましょう!
それでは、来年もよい年でありますように。
よいお年をお迎えください。