旅館に嫁いで、大女将(お義母さん)の指導の下、女王学を学んでいるお嫁さん、というステレオタイプがあるかもしれません。もちろん、そういう若おかみは全国で大勢頑張っています(「若おかみ」「若女将」で検索すると若おかみ日記がたくさんヒットします)。
しかし、最近のように時代の流れが逆転してしまうと、必ずしもしきたりにだけ従うことが正しいとは限らなくなっているのが難しいところ。そんな時代に注目の「若おかみ」は、「旅館の娘さん」。家業であれば比較的しきたりに遠慮することなく試行錯誤ができますからね。悩みは、「彼女たちを超えるダンナさんを迎えることができるか」かもしれません!?(余計なお世話・・・)
さて今回は、西日本から三軒。美人「若おかみ」の頑張る宿をご紹介しましょう!
「ちゃきちゃき丹後姫」の夕陽の宿
「はなれ風香」には、若おかみのセンスやこだわりがここかしこに。 |
義経が愛した静御前ゆかりの静神社のある京丹後市網野の、「夕日ヶ浦温泉」にその宿はあります。
大人の旅に似合う、夕陽がきれいな海辺の木造宿、「一望館」。
各部屋に温泉半露天が付き、食事は囲炉裏の食事処風水でいただくニューウェーブな宿、「佳松苑はなれ風香」。
お部屋で自慢のカニをいただきたい時は、風香と隣接した本館「佳松苑」。
家族やグループでもっとリーズナブルに愉しみたいなら、お隣り久美浜温泉の「みなと悠悠」。
若おかみの沖田さん |
座右の銘「日々新たなり」を胸に、まさに新しい宿作りに日々熱中する若き経営者です。
「もっと新しい宿作りたい」「企画商品にまだまだ満足できない」「社員がいきいき働ける給与制度作りました」。
まさに日本の宿を変えようというパワー。特に、4軒それぞれに特長をもたせる手腕はさすがです。常に前向き、が彼女のいつもの印象。「丹後に沖田あり」と全国で言われる日も間近ですね。
そんな彼女が愛車を飛ばして時々立ち寄るのが、網野名物「ばら寿司」の名店「とり松」。ここに行けば、鯖のそぼろを炊き上げたおふくろの味をほおばる沖田さんに会えるかもしれません!