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宴会文化雑学入門 温泉宿で「お座敷遊び」!(2ページ目)

毎年、ありきたりの宴会に飽きていませんか?そこで、日本古来の宴会「お座敷遊び」をご紹介。次回の宴会は、温泉旅館の「宴会場」で芸妓さんとオンステージ!

井門 隆夫

執筆者:井門 隆夫

旅館ガイド

【お座敷遊びってどんなもの?】

宴席で、乾杯が済み、お造りを食べ終わった頃「いらっしゃいませ~」もしくは「おおきにぃ、ようお越しくれはりましたどすぇ~」と芸妓さんたちのご登場です。よっ待ってました! もちろん、宴の最初からついてくれることもあります。

チントンテン、チントンテン・・・まずは、「お座付き」として唄と踊りのご披露です。
このとき、箸はおき、興膳は休み、礼儀正しく芸を見聞きしましょう。仲居さんも、わかった人なら配膳はしないはずです。大声でしゃべったり、酌し合ったりするのも遠慮しておきましょう。まれに小銭を紙にくるんでおひねり投げる人がいますが、危ないし粋じゃありませんから、これもダメです。花(ご祝儀)は紙に包んだりポチ袋に入れて、あとでそっと手渡しよろしく。

お座付きの前後には、お酌に廻ってくれます。つれづれなる会話に花を咲かせましょう。

杯がすすんで場が盛り上がってきたらいよいよ「お座敷遊び」。お客さんと芸妓さんとの掛け合いゲームです。全国的なもの、地方独特なもの、ノリのいい客、悪い客、その場その場で無数の遊びがあります。

手始めに「座布団取り」で仲良くなりましょう。
これは簡単。座布団で椅子取りゲームです。BGMは三味線というところが風流。これでだいぶお酒もまわります。

続いて、お馴染みの「こんぴらふねふね」
「こんぴらふねふね、追い手に帆掛けてしゅらしゅしゅしゅ・・・」と糸(三味線)に合わせて皆で唄い、向かい合った二人がグーとパーを出し合います。真中にビールはかま(ビールの下に敷く椀)を置き、相手がはかまを取ったときはグー、取らないときはパーを出します。最初は糸の音もゆっくりですが、だんだん早くなって・・・「ほーら、間違えた!」

間違えたら「さくらさくら」
さくらさくらを芸妓さんが唄いながら、琴を弾きます。でも、その琴は、あ・な・た。だんだん艶っぽい遊びになってきます。

そして、「拳」で杯をすすめましょう。いきなり「野球拳」で一枚ずつ脱いでいくなんて言えば、お里が知れるってもの。「拳」にもいろいろありますが、まずは三回勝負で負けたら「罰杯」です。そーれ、イッキ!

お酒もすすんで「めだかの学校」。「めーだーかの学校は、川の中、そーっと覗いてみてごらん・・・」 おいおい、どこ覗いとんじゃ!

そろそろお時間「おひらきさん」
じゃんけんで負けた方が足を少しずつ開いていきます。倒れたら負け!

そのほか、遊びも上級になると、扇子を投げて的を落とす投扇興という、江戸時代から続き、全国的に流派まである風流な遊びがでてくることも。

ふ~~っ。楽しかった!
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