日常から解放されてのんびりしたいとお思いの熟年のご両親に何かプレゼントしたいと思っている皆様。「モノ」より「時間」を贈ってみる提案です。
■最後のページで夫婦でのんびりできる「評判の宿」を4軒、全国から厳選しご紹介!
■提案「30~40歳代からご両親に“宿”のプレゼント」
これは、「可処分所得の少ない側」から「年金生活組」へのプレゼントであり、「そんなのお金ない」と思われるかもしれません。でも、日本は「金利をゼロ%にしても高齢者の貯蓄が伸びる」ヘンな国。きっとご両親も、ご自身の老後や皆さんの将来、売れない自宅や相続税など、いろいろな不安や心配を抱えて、一生懸命「消費を抑え、貯蓄を増やしている」のが本音ではないでしょうか。
モノはあふれ、豊かになりすぎた日本。その代わり、家族のコミュニケーションや、人生の思い出作りの機会がずいぶん減ってきてはいませんか。もう、モノは要りません。
これから秋にかけて、よい季節。
ご両親に“宿”のプレゼントをしてみてはいかがでしょう。
■ご夫婦旅行のプレゼントには、ギフト券も便利
プレゼントの方法は2つ。ひとつは、「自分も一緒に行ってしまう」こと。お孫さんもいればもっと喜ばれますよね。ただし、金額が倍になること、なかなかスケジュールが合わないというリスクがあります。ふたつめは、「ご夫婦旅行をプレゼントする」方法。今回は、この方法を前提にご紹介します。
この際、問題になるのが「交通手段」と「宿泊料の支払い」。ご自分で車を運転されるご両親ならハイウェイカードもついでにプレゼントしちゃいましょう。
ただし、車の運転は疲れるし、本当ならJRを使った旅行のほうが楽だと思います。その際、JRでは、男性満65歳、女性満60歳、ご夫婦ならどちらかが60歳以上の方の運賃・料金が2~3割引になる「ジパング倶楽部」をおすすめします。この会員になってもらってからJR券を買うのがお得です。さらに支払いにはJR各社でもギフト券を販売していますので、概算額のギフト券をプレゼントするという手もありますね。
また、宿泊料の支払いですが、ネットで予約し、振り込んでおくのが一番簡単です。宿のほうも「事前にプレゼントとわかる」ので、リクエストがあれば聞いてくれるでしょう。しかし、万一行けなくなった場合の返金や、ちゃんと話が通っているだろうか、など心配が残る方は、旅行会社へ。旅行会社で支払い、宿泊券をご両親に渡せばOK。宿が決まっていなければ、JTBの場合「ナイスステイ」という無期限のギフト旅館券もあります。