ドイツの観光・世界遺産(5ページ目)

眺望こそが最大の見どころ　麗しの古都

上でご案内したドイツ観光の人気エリア以外にも、ドイツ全土には名所がまだまだ散りばめられています。特にオススメしたいのが、数百年の時を超えてロマンチックなたたずまいを今に伝える古都。このセクションではあえて単独の観光スポットという形では紹介しません。なぜなら麗しの古都の最大の見どころは、町全体の眺めにこそあると思うから。旧市街を一望できる見晴らしポイントに立った瞬間、心から「来てよかった！」と感じられる古都の中から、珠玉の2都市へご案内します。

ロマンチックな古都　ハイデルベルク

ドイツでも最高にロマンチックなハイデルベルクは、ドイツ南西部を流れるネッカー川のほとりの古都。河畔に広がるレンガ色の中世の町並みは、水と緑あふれる渓谷に抱かれ、町の高台には半ば廃墟のハイデルベルク城が旧市街を見守っているかのよう。高台から一望するハイデルベルクは、思わず息をのむほどの美しさを湛えています。

ハイデルベルクのオススメ展望ポイントは2ヶ所。まずは高台に佇む町一番の観光名所ハイデルベク城。二つ目はネッカー川をはさんで旧市街の対岸の「哲学者の道」。ドイツの名だたる詩人や芸術家たちが思索にふけった散歩道で、こちらからだとハイデルベルク城も合わせて町を一望できますよ。

エルベ川の真珠　ドレスデン

古都の眺望にかけては、ドレスデンもドイツ随一。チェコ国境に近いエルベ河畔の町で、中世から近代にはザクセン公国（19世紀は王国）の都でした。ドレスデンでじっくり眺めたいのは、エルベ河畔に広がる華麗なるバロックの古都。ドレスデン観光で人気の劇場ゼンパーオペラや、王の居城ドレスデン城、教会などが立ち並ぶ様からは、王都の繁栄が偲ばれます。

ドレスデンの眺めは、エルベ川に架かる橋や遊覧船から楽しむのがオススメ。旧市街東端に架かるカローラ橋からは、絵のようなエルベ河畔の旧市街が一望できます。観光の主要ルートからは少々外れますが、足を運んでみる価値は十分です！