現代的な魅力あふれるドイツの首都 ベルリン
ドイツの首都ベルリンは、一都市だけで見どころ満載の人気の観光都市。現代ドイツの魅力がぎゅっと詰まっています。ベルリンの壁に象徴される東西ドイツ分断の歴史スポットや、再統一後に建設された最前線の現代建築群は、ベルリンの特色が際立つ見どころ。かつてはプロイセン王国の都でもあったので、宮殿などの旧跡も豊富です。さらに世界遺産の町でもあるベルリン。近郊のポツダムを含めたベルリン旅行では、プロイセン王国の宮殿の数々、モダニズム集合住宅群に博物館島など、3種類の世界遺産を制覇できます!ドイツ再統一のシンボル ブランデンブルク門
ベルリンの名所ブランデンブルク門
もともとはプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム2世が18世紀後半に建設させた市門のひとつだったブランデンブルク門。アテネのアクロポリスにあるプロピュライア(入口の門)をお手本にしたギリシャ風の門ですが、現代史のドラマを経て、今ではベルリンそしてドイツのシンボル的存在です。
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■Brandenburger Tor (ブランデンブルガー・トーア)
住所:Pariser Platz, Berlin
世界遺産の博物館群 博物館島
博物館島北端のボーデ博物館
ダイナミックなペルガモン博物館
なかでも必見なのはペルガモン博物館。19世紀にドイツ隊が発掘した古代ギリシャやバビロニアの遺跡が、まるごと展示されています。ほかの博物館には古代ギリシャとエジプトのコレクションが充実の旧博物館、石器時代から中世メインの新博物館、19世紀西洋美術専門の旧ナショナルギャラリー、中南欧中世美術を展示するボーデ博物館があり、どれも一日では見終われない充実のコレクションです。
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■Museumsinsel (ムゼウムスインゼル)
各館の入場料:大人8~10ユーロ、学生4~5ユーロ
開館時間:10:00~18:00 (曜日によって延長あり)
世界遺産のロココ宮殿 ポツダムのサンスーシ宮殿
サンスーシは「憂いのない」という意味
庭園の中国茶館
プロイセン王国のフリードリヒ大王の憩いの城だったサンスーシ宮殿は、戦災もほとんど受けず城や調度品はオリジナルのまま。本宮殿は小さくて物足りない気もするかもしれませんが、広大な庭園には大規模な新宮殿やオランジュリーに絵画館などもあり、見どころはエンドレス。新庭園まで足を延ばすと、第二次世界大戦でポツダム宣言が採択されたセシリエンホーフという英国風宮殿もあります。
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■Schloss Sanssouci (シュロス・サンスーシ)
住所:Maulbeerallee, Potsdam
入場料:4~10月 大人12ユーロ、学生8ユーロ/11~3月 大人8ユーロ、学生5ユーロ
開館時間:4~10月 10:00~18:00/11~3月 10:00~17:00 (月曜休館)