厳冬期の雉 雉の骨から取ったスープに冬野菜が合います |
高蛋白低脂肪でミネラル豊富。肉はもちろん レバー・ハツ・スナギモ、精がつきます。
本格派の鍋は男の仕事。雉ガラでじっくりと出汁を取り、冬野菜とともに食す雉鍋は温まります。
ジビエとは思えない、癖のない味 冬野菜が引き立つ上品な出汁は女性にも好評。
最後の清流 四万十川の上流域に広がる 『ゆすはら町』。 この地は美味な雉の産地として、雉好きには知られた町です。
雉のガラから取る上質なスープがポイント
雉のガラ 上質なスープの元です |
うっすらと黄色く見えるのが上質な脂 |
冬野菜は準主役 しっかりと吟味を
実は鍋は野菜が重要です。甘みと旨みを生み出す白菜・葱・ごぼう・芹(根からも良い出汁が出る)は必須アイテムです。きのこ類を入れると味は良くなりますが、きのこの味が主張しすぎるので、今回は雉の素朴な味を堪能する為にあえて入れません。内臓肉が味に深みを出します
内臓も艶があり、ため息がでます |
内臓(ハツ・レバー・スナギモ)も雉肉と同様、ほとんど脂はありません。その為、意外なほど癖がないです。
内臓肉から良い出汁が出て、さっぱりした雉ガラスープに深みを加えてくれます。
雉ガラスープに砂糖とお酒とお醤油で味付けを
雉の味を生かすには、あまり濃厚な味付けはおすすめではないです。お酒は大目でも良いですが、砂糖とお醤油は控えめにし、物足りないようであれば、塩で味を調えます。あまり、調味料の量に神経質にならなくても、スープが良いので、適当でも美味です。
先ずは日本酒をたっぷり入れて加熱して、煮きります。(アルコールを飛ばす)それから、少しずつ調味料を加え、飲むには少し濃いくらいの味に調整します。
後は、冬野菜を洗って切り分ければ、準備完了です。
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