シベリア岩塩の塊の使い方
塊なのでそのままでは使えません。もちろん、塊自体が置物的な意味で価値がありますので、置いておくだけでも面白いです。何も言わなければ、これが塩だとは思わないでしょう。おろし金で削るのもひとつの方法 |
こすり合わせる加減も楽しみのひとつ |
卸がねで削る
これは簡単ですが、アルミのように柔らかな卸がねでは、刃が磨耗しやすいのが難点です。ステンレスや鋼のおろし金であれば、問題ないです。ただ、力いっぱいで削れば、どうしても刃が磨耗します。
岩塩同士をこすり合わせる
これは道具がなくても大丈夫です。塩の結晶に逆らう感じでこすり合わせると、ぱらぱらと塩が落ちます。この方法であれば、道具なしでもずっと楽しめます。
袋に入れてハンマーで割り、塩用のミルで削る
塊の岩塩を布きんなどで包み、ハンマーで叩くと、少しずつ岩塩が割れます。このままでは粒が粗いので、胡椒のミルに似た、塩用のミルで削るのをお勧めします。
胡椒用のミルは刃の部分が鋼なので、使っていると塩分でさびてしまいます。必ず塩用のミルを使ってください。
シベリア岩塩はどんな料理に向くか?
塩だけで是非 試して欲しいです |
少しお値段が高いので、下ごしらえ的な使い方には、もったいないかもしれません。やはり、『今日は素材で勝負するぞ!』という時の『勝負塩』としての使用が一番です。美味しい豆腐のうまみを、上手に引き出してくれます。
ちなみに私はずっと肉類を焼くにはシベリア岩塩を愛用しています。世界中の塩を試していますが、素のままで頂く料理には、この塩は一押しです。
忘れてはいけないことが一点ありました。岩塩を温度と湿度が高い場所においておくと、ほんの少しですが、表面に汗をかき、融けます。保管に際しては、乾燥剤をいれておくと良いです。
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