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太古の塩を削るアクションも魅力 シベリア岩塩の塊を取寄せる(2ページ目)

シベリア南西部、ロシアとカザフスタンの国境近くのソリ・イレーツクで採取される岩塩。卵大の塊をこすり合わせ、太古の塩を削るアクションも魅力。味わいは円やかで、素材のうまさを引き出す。

執筆者:萩原 章史


シベリア岩塩の塊の使い方

塊なのでそのままでは使えません。もちろん、塊自体が置物的な意味で価値がありますので、置いておくだけでも面白いです。何も言わなければ、これが塩だとは思わないでしょう。

シベリア岩塩
おろし金で削るのもひとつの方法
シベリア岩塩
こすり合わせる加減も楽しみのひとつ
削り方は3つ

卸がねで削る
これは簡単ですが、アルミのように柔らかな卸がねでは、刃が磨耗しやすいのが難点です。ステンレスや鋼のおろし金であれば、問題ないです。ただ、力いっぱいで削れば、どうしても刃が磨耗します。

岩塩同士をこすり合わせる
これは道具がなくても大丈夫です。塩の結晶に逆らう感じでこすり合わせると、ぱらぱらと塩が落ちます。この方法であれば、道具なしでもずっと楽しめます。

袋に入れてハンマーで割り、塩用のミルで削る
塊の岩塩を布きんなどで包み、ハンマーで叩くと、少しずつ岩塩が割れます。このままでは粒が粗いので、胡椒のミルに似た、塩用のミルで削るのをお勧めします。
胡椒用のミルは刃の部分が鋼なので、使っていると塩分でさびてしまいます。必ず塩用のミルを使ってください。


シベリア岩塩はどんな料理に向くか?

シベリア岩塩
塩だけで是非 試して欲しいです
味わいが深く、塩の角が無いので、どんな料理にも合います。強いて言えば、素材を重視する食べ方 例えば、生の野菜につけるとか、塩だけで肉を焼くなどが向いています。

少しお値段が高いので、下ごしらえ的な使い方には、もったいないかもしれません。やはり、『今日は素材で勝負するぞ!』という時の『勝負塩』としての使用が一番です。美味しい豆腐のうまみを、上手に引き出してくれます。

ちなみに私はずっと肉類を焼くにはシベリア岩塩を愛用しています。世界中の塩を試していますが、素のままで頂く料理には、この塩は一押しです。

忘れてはいけないことが一点ありました。岩塩を温度と湿度が高い場所においておくと、ほんの少しですが、表面に汗をかき、融けます。保管に際しては、乾燥剤をいれておくと良いです。

取寄せ情報

ロシアンショップ ボルシチ


前回、ご紹介した産直品

1385年に琉球に伝わったといわれる中国原産の豚
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3月の産直品といえば、コレ!

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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