アグーを食す
赤身の色は濃く、脂身もおいしそう |
石の蓄熱力は偉大です。いったん温めると、厚い肉をおいても温度が下がりません。
先ずはロースを焼きます。焼き目がこんがりついてから、焼けた面に塩を振ります。脂が透明になり、ジュウジュウと美味そうな音を発し出します。
石の上でアグーのロースが主張してます |
塩を少しだけでも十分にうまみがあります。かえってそのまま何もしない方が肉の味が引き立ちます。脂身の感じは豚というよりも、猪の脂に近い印象です。
ばら肉こそ アグーの魅力! |
バラを7ミリ程度の厚さに切り、石のプレートでじりじりと焼きます。
脂がとけ、カリカリベーコンの一歩手前くらいまで焼くと、肉のうまみが凝縮されるだけでなく、香ばしさが加わり、これはもう箸が止まりません。塩だけで十分に美味しいし、逆に塩だけだから、飽きもこないで食べ続けられます。
驚くほど、アグーの脂はしつこくなく、食べても食べても、胃もたれは感じません。
脂をまとわせると、野菜も素晴らしい味に |
唐辛子や豆腐にもアグーの脂が合います。最後はガーリックライスで締めるのも良いでしょう。アグーは 『何だ豚肉か』 と言わせない力のある素材です。
神奈川産の普通の豚肉も味比べしましたが、その違いは際立ちました。
普通の豚は味が全然しません。人間の舌は怖いです。食べ比べることで初めて、その素材の偉大さを明確に認識できます。
皆さんも是非、アグーと普通の豚肉を食べ比べてください。違いがわかるはずです。
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