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房総半島に秋を告げるイシガニ

蟹好きなら、一人3バイはいける。産卵のために館山湾に集まり、びんびんに泳いでいたメスのイシガニを蒸し上げ、ひたすら甘く官能的な身を堪能します。全てメスなので、内子が入っています。その量は運次第。

執筆者:萩原 章史


■産卵のために館山湾に集まるメスの蟹

館山の地元で 『イシガニ』と呼ばれている全てがメスの蟹です。恐らくタイワンガザミの仲間と思われます。この時期だけに交尾・産卵の為に館山湾に集まってくるので、漁獲は全てメスになります。オスのアオガニは少ししか獲れないのと、味がメスより劣るので、味噌汁の具になってしまいます。

今回は1年ぶりに館山の魚清さんから、イシガニが揚がったとの連絡を頂き、早速1kg取寄せをしました。小ぶりの蟹なので、1kgで6パイですが、蟹好きの私は胸をときめかせてしまいました。

■小さな蟹だからこそしっかりと堪能したい

世の中には 『えせ蟹好き』がたくさんいます。『私、蟹は好きだけど自分で取るのは面倒で嫌だわ』なんて言う方は、本格派の蟹好きではないと私は思います。細い足の先から肉を吸出し、甘い汁を堪能する。そして自らの指で蟹みそを寄せ集めて口に入れる至福の時。

大きい蟹はどうしても大味で、全ての部位を食べるとお腹がいっぱいになってしまいます。もっと言えば、1人で全ての部位を食べるにはお金が掛かりすぎます。その点、ワタリガニの仲間は味が良いだけでなく、『これは私の蟹』という感じで独占できるのも魅力です。私はこのサイズの蟹であれば、3バイは頂きたいです。自分のペースで自分の好きな部位から食べる喜びは、大きな蟹では味わえないものです。

イシガニを堪能しましょう>>
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