先ずは食べやすい大きさに小分けにて手で裂きます。土に触れている部分に落ち葉などのゴミがついているので手で取ります。取りきれない部分は包丁で削ぎ落とします。付いているのは木や土ですので毒ではないので神経質になることはありません。それに高いマイタケをどんどん削っていてはもったいないです。
概ねきれいになったところで、水を張ったボールなどにマイタケをつけて、マイタケの間にいる虫を取り除きます。時間は3~4時間です。決して水に漬けすぎないようにして下さい。水からあげるときに細かなゴミなどを最終チェックしますが、ただ、それほど神経質になる必要はありません。いじればいじるほどマイタケの野趣溢れる香が薄まっていきます。ザルの写真は下ごしらえの終った状態です。
天然マイタケを堪能する方法は幾つかありますが、一押しは炭火焼きです。火加減ですが、あまりかんかんに起きた炭ではなく、少しアッシュダウンしたくらいが良いです。さっと炙り、何もつけないで食せば、サクサクとした他に類を見ない食感と同時に口中には強烈な香が充満します。決して焼きすぎては駄目です。何も付けないで食べてから、順じ『塩』『醤油』と試しますが、やはり、塩が良いです。折角の香が醤油でごまかされてしまいますから。
次は定番の天ぷらですが、やはり炭火焼きには勝てないですね。何と言っても腹が膨れてしまいますので、折角の天然マイタケを堪能する前にお腹が一杯になってしまいます。
今回は実験的に到着2日後、6日後と食しましたが、6日後は歯ごたえはまだ良いでしたが、香はほとんど無くなっていました。やはり、早く食べきるのがお奨めです。