25年ほど前に、調理師学校時代の同級生同士が結婚した時のこと。お祝いに家庭用の包丁が欲しいと言うので、包丁なら(学校から牛刀とぺティナイフを支給された)2人分あるはずなのに。でも、、本人がご所望なんだし、と、デパートに行きました。手ごろなのを見つけて、お祝い用の包装と郵送の手配をお願いしたところ、「結婚のお祝いに包丁を送るなんて、縁起でもない! お断りします。」.....そんなぁ、お断りされても....
(それで、包丁を諦めたか、持ち帰って自分で送ったかどうかは、もはや記憶の外で...)
そして今年
6月に、若い友人が結婚式を挙げました。25年前のリベンジじゃないけれど、お祝いはどうしても、包丁にしたくて、包丁屋さんのホームページを探しました。ありました、ありました。最初に目に飛び込んできた「結婚のお祝いには、輝く未来を切り開く包丁を!」の一文に一目惚れ!さっそく注文しました。数日後...
■ネットの刃物屋さんe刃物.com「アカシキコウ」
包丁の刃には名前が刻まれ、メッセージカードが添えられ、鶴の包装紙に寿のシール。すっかりおめかしした包丁は、つつがなく大安吉日に先方に届けられました。 ここまでを全て、ネットの刃物屋さんがやってくれます。私がした事と言えば、商品を選んで、刻印する名前と届け先をメールしただけ!後日、届いた請求書には、贈った品物の画像が同封されておりました。
「たった今届きました~!」の電話によれば、二人一緒に包みを開けて、「“うわぁー!刃渡り30センチだって、これでやられたら死ぬな、オレ” なんて 彼が言うのよ~! 」 新婚さんなのだから、当然なんだけど、なにやらとても幸せそう!でした。
ネットで商品を選ぶのは、品物を手に取って確かめられないのだから、やはり、人対人になります。品物を買うというよりは、売ってる人(お店)を「この人、買った!」と思えるかどうかではないでしょうか。e刃物.com「アカシキコウ」は、ネットショッピング初心者にやさしい、ネットショップでした。
【関連ページ】
・包丁を凶器にしないために