保存容器の選び方
乾物や麺などの保管には、密閉性を優先して選びます。透明のプラスチック容器で密閉性が低いタイプには、乾燥剤を入れれば安心です。インスタントコーヒーの空き瓶を利用してもいいでしょう。そして原則は1容器1種類。中に入れる材料のヴォリュームに合わせて容器を選びます。昆布は、出汁用に1回分のサイズに切っておくと便利です。
節約意識の薄いガイド宅では保存容器で生活防衛を。左2列は無印良品、中央3列はロスティ・モジュールボックス、右下は野田琺瑯、その上はパイレックス。底面のサイズが似通っていればスタッキングOK。 |
作りすぎたカレーを鍋に残したままにすると翌日に煮物が作れないですし、そのまま冷蔵庫に入れると場所ふさぎになるだけです。 残ったおかずをお皿ごとラップをかけて冷蔵庫にしまうと、これもまた無駄な場所をとってしまいます。
残った食品は、保存容器に移し替えれば冷凍もできるので、傷まないうちに食べきることができます。
このときに使う保存容器は、再加熱のことを考えて選ぶといいでしょう。
容器本体が耐熱ガラスならオーブン、レンジ調理が可能で、琺瑯ならオーブン、直火にかけられるというのが特徴です。ただし、汁物やご飯を耐熱ガラス容器で冷凍する際には中身が変化するので、製品の注意書きに従って使うようにしてください。
ガラスや琺瑯なら、熱湯消毒もできるのでいつも清潔です。
さらに、保存容器が四角くて積み重ねができるタイプなら、冷蔵庫のなかでも戸棚でも効率よく並べることができるので、収納効率3割増しといった効果が期待できます。
こうして無駄を省くための保存容器ですから、待機中の容器には要注意。場所ふさぎにならないよう、持ちすぎないようにしましょう。そのためにも、使い方に合わせて少しずつ容器を買い足すことです。ということは、メーカーやショップの定番商品の中から選ぶのがベスト。
保存容器を買い揃えるとなると出費がかさみますが、これは食材を「捨てない」ための投資と思って、費用対効果に見合うよう励みましょう。
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