収納

「片づけたままインテリア」をガイド実践中(3ページ目)

モノに振り回されたくない、片づけでアタフタしたくないからこそ、ぶれない収納ルールが役に立つ。家が自分にとって最適な場所になるように、ガイドが実践する3つのルールがコレ!

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

ルール3:元に戻す

片づけの鉄則は、元の場所に戻すこと。あるいは、元の状態に戻すことです。

棚にモノを収めるときの基本を思い起こせば、モノをグループ分けして、それぞれにスペースを割り当てることでした。ところが生活しているうちに、深く考えずに何となくこの場に置いてしまううちに、グループ分けと割り当てが、なし崩しになるのです。

モノの定位置を決めて、使ったら戻すように心掛けていても、モノを買い足していくうちにモノが増えすぎて、収納スペースに隙間がないほどに詰めこんだ状態になることがあります。こうなると戻すのが面倒になって、部屋が散らかるのです。
もはや、増えたモノを減らすしかありません。収納スペースのなかに無理なく収まる量を目安にして、捨てそびれたモノを取り除いていきます。
 
片づいた状態を撮影して保管しておきましょう。このときの画像が片づけの基準になってくれます。
ところが、やったらいいのは分かっていても、なかなか行動に結びつかないから困るのです。
そこでモチベーションアップのために、きちんと収まっていた頃の棚の様子を思い起こします。あるいは、こうあったら使いやすいし片づくという棚の姿を想像してみるのもいいでしょう。

一方で、今の様子を携帯やデジカメで撮影すると、冷静に眺めることができて改善法を探りやすくなります。

時間と共に生活が変化して、傍にしまっておきたいモノの種類が変わることもあります。
ひとくちに生活の変化といっても、引っ越しや出産など明らかな転機があれば分かりますが、普通に暮らしていると気づかないものです。
3年ないしは5年という期間を目安にして、収納のなかみを見直してみるのも一つの手です。

このときに、最初に決めたしまい方にこだわると、空いている場所を見つけてモノを入れ込んだりしますので、使わないモノと使うモノが混ざり合って、ますます収拾がつかなくなります。
思いきって、もう一度モノの仕分けからスタートして、ここに無くてもいいモノは他の場所にスペースを割り当てるとか、無くてもいいモノは捨てるという見直しをする勇気が必要。使いながら、自分にとってラクな方法を見つけていきましょう。

生活は変化するもの、モノは増えるものと思っていて間違いありません。
春は、変化や成長の兆しがみえる時期です。
まずは生活の中心となる場所から、見直し作業を始めてみてはいかがでしょう。

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