収納

見えてる収納は意識レベルを下げる?!

簡単便利なオープン収納。使い方を間違えると、部屋のなかが何でもありな無法地帯?部屋が乱れる兆しがオープン棚なら、だらしない暮らしの証しもオープン棚!!

すはら ひろこ

すはら ひろこ

収納 ガイド

還暦過ぎても現役!建築・インテリア・整理収納の資格と経験による片付け術に定評がある。商品開発や収納用品のデザイン監修をはじめ、雑誌やテレビ、ラジオなどメディア出演多数。著書・監修書20冊以上、人気講師としてオンラインセミナーを開催。プロとして共働き主婦の目線から追求したメソッドが好評。

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見せる収納のつもりが、部屋のごちゃつきに見えてしまったら、せっかく片づけても水の泡。ただ便利なだけで見えちゃってる収納と一線を画す秘訣について考えてみましょう。

見えてる収納の赤信号

オープン収納の代表とも言えるカラーボックスは手頃で便利なのですが、その使い方を間違えると部屋全体の統一感を乱すもとになりかねません。

見た目だけではなく、必要なモノが見つからず取り出しにくいという実用面でもマイナス。
こういったオープン収納を「見せる収納」と呼んでいるのですが、見えてる(見えちゃってる)だけというのが実状で、見せる収納とは程遠かったり....。
そもそも見せる収納というのは、次の3ポイントが重要だと考えています。

・色使い
・モノの分量
・モノの並べ方

見えてる収納の場合には、見られることを意識することなく、むしろ扉のない棚は手軽で便利だからという理由が優先していて、とにかくモノを並べているだけになりがちです。

雑誌や郵便物、書類、ファイル、本など、棚には入るものなら何でも入れたくなります。おまけに、ファイリングが面倒な書類などは、上にできた隙間にスルリと寝かせてしまうということも。さらに、棚の奥行きよりも大きなファイルが飛び出していても、気にならなくなってしまいます。
それでも実用的に問題はないのですが、くつろぎたい場所や仕事に集中したい部屋でこういった光景を目にしているとしたら、部屋に求めているニーズに反してマイナスです。

さらに、こういった棚の使い方をしていると、収納やインテリアに対する意識レベルが低下するばかり。家のなか全体が締まりのない=だらしない空気になりやすいので、それは何としても避けたいところ。
私たちが得ている情報の8割は視覚からくるものですから、この棚使いに馴れてしまったせいで、知らぬ間に気が緩むことが懸念されます。

そこで、見えてる収納を見せる収納へアップグレードするコツを次にご紹介します。
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