収納

「捨てる」読書のコツ(4ページ目)

「捨てる」ことを意識すれば、これまでとは読書の姿勢が変わります。「本が片づかない」なんて嘆くばかりではダメ。「捨てる」を組み込んだ読書で収納を変えましょう!

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

買うときに「捨てる」ことを組み込む

「捨てる」ことを意識して本を読むことで、より丁寧な読書と念入りな記録にも精が出るはずです。
そこでさらに、買う段階から本と向き合う姿勢を決めておくという手もあります。

カバーをかけると、中をめくらないと本のタイトルが分からないのが不便ですが、背表紙にタイトルを書いておけば大丈夫です。
手持ちの本を無暗に増やさないために、図書館を活用するという方法があります。
図書館の場合、話題の本はすぐに貸し出し中になることが多いのですが、逆に過去の本を調べるには便利です。急いで買う必要のない本は、いったん図書館で借りて読んでから、買う買わないの判断をしてもいいでしょう。これなら、買ってから失敗に気づく本の数が減って、「捨てる」予防になるというわけです。

それでもやはり買いたい本は、会計の際に書店のカバーをかけてもらって表紙を保護しておきます。
こうして書店カバーのついた本は、やがて「捨てる」本(古本として売却も含む)としての目印の役目を果たします。逆に、書店カバーをはずした本は手元に残すということ。

買ったらすぐに読んで、早々に「捨てない」「捨てる」を判断しましょう。


「捨てるかも」ボックス

「捨てる」を組み込んで買う・読む態勢を整えても、最後までどうしようか?と迷う本は出てくるはずです。
そんなときには、早まって「捨てる」決断をすることはありません。
迷ったら「捨てる」というのが収納の極意なのですが、初めのうちは「捨てるかも」ボックスを用意して、そのなかに収めておけばいいというルールも加えていいでしょう。

そして「捨てるかも」ボックスには、1年後の日付を書いたラベルを貼っておいて、そのときがやって来たら処分します。
このボックスに迷い本を入れるタイミングは、年1回もしくは2回と時期を決めておくのがオススメ。5月の連休ドキ、年末など、まとまった時間がとれる頃に、自分の本棚の棚卸しを恒例にしましょう。

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