本のコレクターが最も苦労しているのは、スペースではなくて読む時間がないということ。かたや、時間はあってもスペースがない読書家はどうしたらいいのか?
詰め込むだけの収納に解決策を求めないで、読書に変化をもたらす「捨てる」意識について考えてみましょう。

「捨てない」本とは?

「捨てる」可能性を考えるということは、反対に「捨てない」基準をもつことでもあります。単に捨てられないから所有しているという成り行き任せではない、明らかに「捨てない」本について考えてみましょう。
まず、「捨てない」本というのは、おおよそ次のような基準が想定できます。

のり付きの付箋は種類が豊富。使い心地を試してみましょう。読書スタイルのちょっとした刺激に。
・何度も読み返す本
・もう手に入らない貴重な本
・好きな作家の本
・シリーズ買いをした本
・献本などで義理を感じる本

さらに捨てない本のなかでも、仕事や研究の資料として繰り返し手にとる「進行形」の本と、読み終えたけれど手元におきたい「過去形」の本、本棚を眺めて思索に耽る「散策気分」の本といったように、別の角度から基準をもつことも考えられます。

そして「捨てない」本のためには、検索性、収納容量、インテリア性、保管性といったねらいをもとに扉付きの本棚、オープンな本棚、箱やケースといった形を使い分けて収納することになるわけです。

それでは次に、「捨てる」読書のコツをご紹介しましょう。