収納

押入を攻略!ガッツリからスッキリ収納へ(3ページ目)

いっぱいしまえるのに使い勝手が悪い、あれば嬉しいけれど使いにくくて困るのが押入。その押入をうまく使えなくても、収納下手?と悲観することはありません。押入の弱点さえ知っていれば...

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

弱点2:襖

引き違いの襖は、場所をとらないから省スペース。一方で、間口を全開にできないことが、弱点でもあります。

2枚ある襖のうち1枚分しかオープンにならないので、真ん中に引き出しケースを置いてしまうと引き出せません。また、襖の幅が足りないと、布団を出し入れするときに引っかかるということもあります。
また、左右のパートに収めたいモノの分量が違うなら、襖の幅を 基準に考える必要はありません。

いっそのこと襖を外してしまって、その代わりにロールスクリーンやカーテンで目隠しをする方が合理的です。
生地を選ぶ際には、インテリアにも配慮して畳に馴染むナチュラルなベーシュ系の色で、カーテンならヒダのないタイプでシャープに見せるといいでしょう。


弱点3:天袋

押入はそれぞれの家によって、幅も奥行きも違う上に、マンションでは押入内に梁とか柱が出ている場合も。押入専用の収納用品を使って上手に使いこなしたい。収めるモノと押入サイズに合わせてGOODチョイスを。
押入上の天井に近い所には、天袋という収納がついていることがあります。

ここは、脚立に乗らないと手が届かないほど高い位置にあたるので、使いにくいのが弱点。
収納の鉄則からいけば、使用頻度が低くて軽いモノをしまいます。
ということは、1.クリスマス・正月・節句の品、2.記念アルバム、3.賞状、4.子どもの作品などです。

天袋も奥行きが深いため、前後に使い分けることになるでしょう。その際には、奥にしまったモノを書き留めたメモ紙を天袋のなかに貼ったり置いたりして、誰がいつ見ても分かるようにすることが必要です。もちろん、箱やケースの正面にもラベルを貼っておきます。
さらに、あとから追加して収めたモノも、メモ紙に書き足しておくことは言うまでもありません。

しまう時には分かっていても、半年、1年を過ぎたら忘れてしまうものです。その都度しまい足すことの多い押入では、メモ紙とラベルが頼りになります。

その日の過ごしかた、これからの生きかたにつながる新・収納術。ガイド著書「朝、着る服に迷わないハッピー収納術」 をどうぞご覧ください。*本の詳細はこちらにあります。

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